言ってないこと
内田樹先生の大学院のゼミを聴講しておられるえこまさんが、内田先生に関して書いておられる。
えこまさんは、
でも私が「先生の娘さんが仮に皇室に望まれたとしたら、さっさと素直にさしだすことができますか?」とお伺いした時に一瞬二瞬、返事に躊躇されたことを見逃してはいない。(その後、本人が望めば...とおっしゃられましたが、「ありえない」という確信からくる応答だったと思う)
と書かれている。余程印象深かったのだろう、このことについては7月13日のエントリーでも書かれている。
「確かに国を統治するシステムとして天皇制は日本独特で
有効なものかもしれませんが、先生のお嬢様がもし皇室にのぞまれたら
先生はさしだされますか?」
「・・・」少し間をおいて・・・
「・・・本人が望めばいいですよ」
えこま「絶対うそですーーーっ!」(笑)
(なぜか女学院の女性陣側からだけ笑いをとれました)
ここで興味深いのは、えこまさんがお嬢様を「皇室にさしだす」と書いている点だ。その論理でいくと、小和田大使は雅子様を皇室にさしだしたということになる。事実そうだったのかはよく知らないのだが。
お嬢様の年齢からして、結婚相手になりそうな皇族がいないのだから、先生がそのような事態を想定したことはなかったのではないか。でももし仮にお嬢様が皇族と結婚したいと言い出したら。そのときは先生のことだから、皇族と結婚する(それは皇族の一員になることを意味する)ことについて、非常にリアルかつクールに説明されるであろう。然る後に、御本人の判断に任せられるであろう。
仮にえこまさんの御次男が、愛子様と結婚したいと言い出したとき、そしてそれが皇族になることを意味するとして、えこまさんは御次男を皇室にさしだすことに絶対反対し、「私が反対するのは、あなたのためを思うからこそなのよ」と諭すのだろうか。確かに親としては究極の選択だろう。


Comments
トラックバックをいただので記事を読ませていただきました。
感想はまずこのエントリのタイトルが「言ってないこと」と書かれていることに対しては私の記事が言ってない事を書いているようにとれて不快感があること。
言ってないことの対象箇所は内田先生の発言か、それとも、小和田大使がまるで娘を差し出したみたいにとれる書き方だとということか。
どちらにせよ、「親の気持ちとしてはそうだろう」という世俗の人間の本音の部分をあぶり出したまでです。皇室を前に小和田大使が「娘を天皇家にさしだしました」なんて発言するわけないでしょう?たとえ思っていたとしても。親の立場にある人ならそういう想像はできることでしょう、たぶん。
>お嬢様の年齢からして〜のくだりに対して
天皇制肯定、維持発言されるということは、まさに「ひとごとだ」と思っている発想からできることだということ、多くの国民が自分の事として発想できてない、この事実を逆手にとって(つまり逆説的に)質問させていただいたわけですが、そこまで読み取っていただけるとよかったですね。つまりくどく説明するとこちらは内田先生が我が事として発想できてない状態で天皇制の持続を促す発言に対して、その罪深さを突いてみせたわけですが。
それからこのエントリに2回でてきますが、民間人から皇族と結婚したいと申しいれることがある、あるいは可能だと、まさかおもっていらっしゃるのでないでしょうね?(笑)
Posted by: えこま | 2005.08.24 at 10:42 PM
えこまさん、拙エントリーをお読み頂き、早速かつ率直なコメントを有り難うございました。
えこまさんのブログは、お考えやお気持ちが率直にわかりやすく書かれているので非常に面白いです。
今日はちょっと時間がないので、また改めてコメントを差し上げたいと思います。書いたら貴ブログへのコメントかTBでお知らせいたします。
Posted by: オカダ | 2005.08.25 at 08:35 PM