村上春樹『東京奇譚集』
今週の第22回村上モトクラシ大調査は、
Q1・村上春樹さんの新作短編集『東京奇譚集』には5つの短編が収録されていますが、その中であなたが一番好きな短編はどれですか?
オカダは基本的に短編小説よりは長編の方がが好きだ。それは春樹さんの小説も同じ。小説を読んで現実を忘れ、その世界にどっぷりと浸かりたいのだけど、短編だとすぐ読み終わってしまって、それができないから。
でも新作の『東京奇譚集』は、非常に良い短編集だった。「新潮」を読まずに我慢していたので、一気に貪るように読みたいところだったが、それではもったいないので、3日に分けて噛みしめるように読んだ。どれも心の琴線に触れるようないい短編ばかりだった。装丁はいつもの春樹さんのものとは違って日本的な気がした。
「偶然の旅人」/「新潮」3月号
「ハナレイ・ベイ」/「新潮」4月号
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」/「新潮」5月号
「日々移動する腎臓のかたちをした石」/「新潮」6月号
「品川猿」(書下ろし)
この中であえてどれかを選ぶとすると、「偶然の旅人」。主人公のる種ストイックな生き方にとても共感が持てた。「上等なオーディオ装置を持」っているところも(笑)。そしてあの出会いのところでは、主人公がゲイだったことがこの短編を独特なものにしたと思う。そして起こる偶然の一致。ありそうなんだけど、実際には起こりそうにない話というところがポイントで、読み終えてとても感慨深いものが残った。
Q2・村上春樹さんの小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に描かれている二つの世界のうち、あなたはどちらが好きですか?
この小説は非常に好きなものの1つ。二つの異なる世界で物語が平行して進んでいくのがとても味わい深かった。あえてどっちかというと、「世界の終り」の方が好きだ。 ああいう世界で暮らすのも悪くないと思う。
とうとう村上モトクラシ大調査も最後の質問となってしまった。オカダは全ての質問に回答した。そして22回のうちエントリーを書いてTBしたのは14回。毎週火曜日が楽しみだった。それが終わってしまうのは本当に残念だけど、仕方がない。
灯台守マツモトさん、本当に半年もの長い間お疲れさまでした。毎回質問を考えるのは大変だったと思います。大いに楽しませて頂きました。質問の中にマツモトさんのお人柄を垣間見ることができました。また、、Musical Batonを回して頂いて本当にありがとうございました。いい思い出になりました。春樹さんが受け取って下さらなかったのは少し残念ですが、まあ当然ですね。今後の一層の御活躍をお祈り申し上げます。またいつか、どこかでお会いできることを楽しみにしております。
追記:パチパチパチ。これは灯台守マツモトさんに対するカーテンコールです。そして、柚木さんに倣って、アンコールの拍手を送ります。


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