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2006.01.30

映画『風の歌を聴け』

映画『風の歌を聴け』のDVDを見た。オカダはかなり前にTV放映されていたのを見たことがあるのだが、正直言ってあまりいい出来だとは思わなかった。

それでも昨年秋にDVDが発売されたので、思わず買ってしまった。視聴システムの入れ替えのせいで、なかなか見ることができないでいたのだが、ようやくじっくり見ることができた。

映画の公開は1981年、監督&脚本は大森一樹。
そして主人公の「僕」は小林薫、「鼠」は巻上公一(その当時ヒカシューというテクノバンドをやっていた)。当たり前だが、小林薫が若い。こうして見直してみると、それほど違和感がない。巻上公一もけっこうマッチしている。

「ジェイ」役はジャズメンの坂田明もなかなかいい味を出している。そしてレコード屋の店員は真行寺君枝。ちょっとニヒルな、陰のある感じをうまく表現していて適役だと思う。あとラジオDJが阿藤海だったのにはちょっと驚いた。3番目の女の子の室井滋さんは……。ちょっと気の毒な気がした。

ストーリーは、原作に忠実な部分とオリジナルな部分とがあった。全体としては、そんなに悪くないという感じだ。『風の歌を聴け』の原作は、オカダにとって青春のバイブルとでも言うべき小説なので、映像化されたものを見て、多少の失望も感じないではなかったけど、原作の持つ雰囲気をそれなりにうまく表現していると思う。

でも、原作を読んでない人が見て面白いかというと、?だ。ただ、団塊の世代の人たちが見ると懐かしい気がするかもしれない。

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LVP-HC3000、その後

購入してからもう2ヶ月以上経ったけど、エアコンの故障とかいろいろあって(笑)、使い倒すところまではいってない。とりあえず経過報告。

音声&画像調整用のDVD『HIVI cast』を使って画像を調整した結果、とりあえず以下の設定に。

ランプ 低  アイリス 閉 ブリリアントカラー ON

コントラスト +1
ブライトネス +7

色温度
 R赤コントラスト +7
 G緑コントラスト -1
 B青コントラスト +6

 R赤ブライトネス +3
 G緑ブライトネス  0
 B青ブライトネス +2

といったところ。デフォルトでは色彩がやや薄い感じだったのが、鮮明になった。

あと、このプロジェクター(PJ)自体が16:9用ということで、シアターハウスの16:9 110インチサイズの電動リモコンスクリーンを購入。自分で取り付けるのに苦労したけど、やっぱりワイドサイズだと本物の映画みたいでいい感じ。

そして、PJがせっかくHDMI入力可能だからと、HDMI出力可能のDVDプレーヤー、パイオニアのDV-S969AVi-Nに買い替えた。型落ちになって安かったので(笑)。

いろいろ試してみた結果、DVDPから720Pで出力し、PJ側をオーバースキャン100%に設定。

これでDVDを見ると、ブラウン管TVで見るよりも遙かに鮮明で綺麗だ。これだけの映像がこの価格で見られるのだから、技術の進歩はスゴイものだ。

こなると次はハイビジョン放送を見てみたいのだが、映画のDVDを1枚見る時間もなかなかとれない現状では…。

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2006.01.24

容疑者 堀江貴文

堀江社長が逮捕された。オカダが言っておきたいのは、堀江社長は現時点ではあくまで容疑者である、ということだ。

犯罪(証券取引法違反)を犯した容疑があるので逮捕されたのだが、彼が犯罪者であるかどうかは、刑事裁判が確定して初めてわかるのであり、無罪となる可能性もあるわけだ。だから、マスメディアが現時点で彼を犯罪者であるように報道するのは間違っていると思う。

『極東ブログ』のホリエモン、逮捕 や『ふぉーりん・あとにーの憂鬱』の「正義」のコスト を読んで非常に共感を覚えた。今の日本では検察や警察が権力を持ちすぎていると思う。それらの暴走を防ぐ手立てを導入する必要があるのではないか。本来それらから国民を守るべき裁判所が、裁判官と検事の交流が頻繁に行われていて、検察に近い位置に立っているように思える。

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2006.01.16

村上龍『半島を出よ』

今さらの感はあるが、村上龍『半島を出よ』幻冬舎 を読んだ。読み始めて非常に興奮し、睡眠時間を削って(といっても1時間程だが)、1週間かかって読了した。

北朝鮮をテーマにしたところは、さすが時代に敏感な村上龍だ。北朝鮮の反乱軍が福岡を占領するという発想は、非常にユニークかつ壮大だ。

そして、その発想に基づいて展開するストーリーを緻密に描写して見せた作者の力量には、感服せずにはいられない。

何より優れているのは、北朝鮮の兵士達の心情や背景が詳細に書きこまれているため、彼らも1人の人間として身近に感じることができたということだ。@は、ソウルで大勢の脱北者から聞き取りを行ったということだ。そして巻末にも掲げられている膨大な資料も読み込んだとのことで、それらの成果がよく表れていると思う。

確かに、登場人物が非常に多く、章によって主役が入れ替わるため、読みづらい点もあった。もう少し簡略化した方がよかったかもしれない。

Fukuoka14

昨年10月福岡に出張して、福岡ドームとシーホークホテルの傍を通ったので、小説の舞台を思い浮かべながら読むことができたのは幸いだった

内田樹先生も『亡国のイージス』を観るで、この本について言及されている。

「戦争ができる人間」とは、軍事的バランスシートの上ですべてを計算して、そこに「人間の顔」を見ないでいられる人間のことである。
そんな人間は今の日本にはいない。

北朝鮮テロリストに占拠された福岡の街を自国民もろとも破壊する決断をする政治家がいないせいで、日本政府は屈辱的な領土割譲に応じることになる。

作者も、登場人物の1人に、「何かを選ぶということは、他のものを捨てるということだ」と語らせている。

今後難しい選択を迫られたとき、果たして「戦略的な思考ができる」政治家が指導者でいるだろうか。我々国民の側も、冷静に事態の推移を見守ることができるだろうか。

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2006.01.12

今日は村上春樹さんの誕生日

村上春樹様、お誕生日おめでとうございます。あなたの書く小説やエッセイは、僕の人生に豊かな彩りを与えてくれています。あなたという小説家が日本に存在することをとても嬉しく思います。
いつまでもお元気で、これからも沢山の小説を書いてください。

オカダ ノボル 拝

というようなメールを出したいけどアドレスがわからないのでここに載せておく。こんなときに『村上モトクラシ』があれば、と思うけど仕方がない。春樹さんはまだボストンなんだろうなあ。新作が待ち遠しい。

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2006.01.09

『天国と地獄』と新生児誘拐事件

一昨日の夜、黒澤明監督の映画『天国と地獄』を、DVDで見た。映画『踊る大捜査線 The Movie』の中に、青島刑事が「これは天国と地獄だな」というセリフが出てきて、それ以来(ふるー(笑))気になっていたのだ。

映画では、三船敏郎演ずる大会社の重役の子どもが誘拐される。三船の家は、横浜の港が一望できる丘の上に立つ豪邸だ。舞台は昭和37年だが、邸宅には既に冷房が完備されている。対する誘拐犯人は、煮え立つ地獄の釜の底のように暑い丘の下に暮らしている。

そして昨日、今回の新生児誘拐事件が、身代金目的であったことが報道された。容疑者夫婦が逮捕されたが、彼らは借金に困っていたようだ。そして彼らが狙ったのは富裕な大病院の院長だった。

今回の事件に、象徴としての社会的な意味を見いだすことはできないだろう。ただ、映画と事件からオカダが思ったのは、日本は高度経済成長以前の、上流と下流の格差、都市と地方の格差の大きい社会に向かいつつあるのだろうということだ。映画の三船の家では、お手伝いさん3人と運転手を雇っていた。現代においても、賃金が相対的に低下していけば、お手伝いさんを大勢雇うことも簡単になるだろう。

前の三浦展『下流社会』のエントリーに、ググル使いさんという方からコメントを頂いていて、ずっと考えていた。確かに、個人個人が正社員でいられるように努力することはもちろん大切だと思う。しかし、求人倍率が2ある時期と、0.5しかない時期とでは、個人の努力にも限界があるだろう。国民が政府に対して、失業率が下がるような政策を求めるのは当然の要求だと思うが、それは「醜い弱者」の姿だと捉えられるのが今の風潮のようだ。

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2006.01.01

あけましておめでとうございます

みなさま、新年あけましておめでとうございます。ブログを始めて初の元旦を迎えました。今年もよろしくお願いいたします。

本当は昨年1年を振り返るエントリーを書きたかったのだけど、きのうまでの3日間風邪をひいて寝込んでいたので、書けなかった。今日はなんとか復活して、おせちを食べ、初詣にも出かけた。だから、内田先生の今日のブログに、「判で押したような正月風景」の「かけがえのなさ」について書かれているが、今のオカダには実感としてよくわかる。

とりあえず今年も、地道にこつこつとやって行きたい。ブログももう少し多く書きたいと思っている。

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