『「これだけは、村上さんに言っておこう」』
村上春樹『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』朝日新聞社 を読了。「村上朝日堂ホームページ」に寄せられた読者との交換メールを新たに編集し、台湾、韓国の読者からの質問に答えた未発表回答も収録したもの。それにしても長いタイトルだ(笑)。
非常に面白く、興味深く読んだ。特に、「人生」に関するもの、読むことと書くことについてのものは非常に含蓄溢れるものだった。個人的には、音楽やオーディオに関するものも結構取り上げられていたのがよかった。目に留まった箇所に付箋を貼っていったら多過ぎて、本を逆さにすると箒代わりに使えそうなくらいだ。全部に言及していったら1年かかるかも。
「人生」に関するものの中で、最も考えさせらたは、質問199に対する回答だ。
生きることの本当の意味は、「何をなしとげられるか」というよりも、その「何か」に向かう自分の「身動き」のパターンの中にあるのではないかということです。
うーん、深い。さすが春樹さん、ハードボイルドだ。
そしてまた、
そしてそれと同時にささやかなものの中に、鮮烈な喜びを見いだそうと日々努めています。
とも。これが「小確幸」ということなのだろう。
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Comments
オカダさん おはようございます。
なんと、こんな本が出てたんですね!
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」も面白かったので、これもぜひ読みたいです。
ところで「小確幸」と言えば代表的な村上さん語ですが、
村上さんって「小さなことで喜ぶ人は、逆に小さなことにも腹を立てるから信用しないことにしてる」
みたいなこともおっしゃってませんでしたか?
これを思い出すと、小確幸と反するみたいで、
これが小確幸かも♪と思うときも、ちょっとためらってしまいます。
Posted by: ciao* | 2006.03.23 09:35 AM
ciao*さん、こんばんは。この本も面白いので、是非読んでみてください。
「小さなことで喜ぶ人は、逆に小さなことにも腹を立てるから信用しないことにしてる」というのは読んだ記憶がないです。もしかすると、「そうだ、村上さんに聞いてみよう」にあるのかもしれませんね。また読んでてみます。
Posted by: オカダ | 2006.03.23 05:41 PM
オカダさん、再びciao*です。こんにちは。
さっき読み終わりました。
私は本書のように、村上さんの考え方を知ることのできる本を読むたびに、
どんな自分も肯定してくれるような気持ちになります。
そして気を取り直してまたがんばってみようと思えるようになります。
そこが村上さんのエッセイを読むのが好きな理由かもしれません。
説教くさくなく導いてくれてる感じが。
ところでオカダさんは、例のバーの会員資格はお持ちですか??
Posted by: ciao* | 2006.03.29 01:03 PM
ciao*さん、こんばんは。
>そして気を取り直してまたがんばってみようと思えるようになります。
確かに、前向きな気持ちにさせてくれますよね。「生き方」についても学ぶ点が多いです。
例のバーって、バー「スメルジャコフ」のことですか?。一応持っています。
Posted by: オカダ | 2006.03.29 07:30 PM
先日は、ご訪問ありがとうございました。
うれしかったです。
数日前、風邪で仕事を休んでしまって、家でゴロゴロしながら
この「これだけは言っておこう」を読んでいました。
『・・・ということです。チャオ』で終わる回答が好きです。
熱っぽくて、だるい頭に、軽く元気を投げてもらってニッコリしていたんですよ。
精神的に疲れたり、煮詰まりそうな時にも良く効きそうですね。
「カラマーゾフの兄弟」の話題がたくさん書かれているのを見て、今どうしようかと悩んでいます。
長いし、ほかに読みたいものもたくさんあるし…
村上さんに聞いてみようかしら。
Posted by: acorn | 2006.04.01 10:27 PM
acornさん、こんばんは。
『・・・ということです。チャオ』は、確かに明るくて軽快でいい感じですよね。でもその実かなり深い内容が盛り込まれていると思います。
「カラマーゾフの兄弟」、村上さんに聞いてみるのはすごくいいアイディアですね。何と答えてくれるでしょうね。
僕は学生時代の夏休みに読みました。もう1度読んでみたいのですが、時間を考えると躊躇しますね。
Posted by: オカダ | 2006.04.03 07:26 PM