『ALWAYS~三丁目の夕日』
映画『ALWAYS~三丁目の夕日』のDVDを見た。笑いあり涙ありの、評判に違わない、いい映画だった。オカダの好みで言うと、ケンカの場面などのドタバタがちょっと大げさ過ぎかなという気がした。
これを見て、映画の舞台となった昭和33年と、今とどこが違うのか考えてみた。あの頃にあって今にないもの、それは「希望」だろう。敗戦後13年経ち、日本がようやく復興しかけ、高度経済成長の始まりとなった時代。人々は、頑張ればきっと今日より明日はよい生活が送れると信じて、日々生きていたはずだ。そして何より、頑張れば物質的豊かさを手に入れることができると信じていた時代。
これは、堤真一扮する鈴木オートの社長の家に初めてテレビが来て、集まった人たちに鈴木社長が挨拶するシーン。テレビが、鈴木一家に大きな幸福感をもたらした。
今は、今日より明日がよくなるとは思えない時代だ。前のエントリーで取り上げた『いじわるな遺伝子』によれば、人間の貪欲さは遺伝子のシステムに基づいているそうで、幸福であるためには、できるだけ毎日が上り坂になるように生活を構築すべきだという。そういう観点から言うと、今という時代は、幸福になりにくい時代なのかもしれない。
これは、堀北真希扮する星野六子が集団就職で上京し、汽車の窓から初めて東京を見るシーン。堀北真希って写真で見る限りではそんなに目立つ感じではなかったけど、この映画では、非常に演技がうまいのにびっくりした。
このシーンを見て、オカダが進学するため、新幹線で初めて上京したときのことを思い出した。あの頃は、確かに希望に胸膨らませていたなあ。なのに今は……(笑)。
それから、オカダは小雪の醸し出す透明感が好きなのだけど、この映画での小料理屋の女将という役もなかなかいいキャスティングだった。『ラストサムライ』でもいい存在感を示していたし。
これは小雪扮する石崎ヒロミが、吉岡秀隆扮する茶川竜之介に頼み事をする場面。こんな風に頼み事をされたら、オカダもホイホイ引き受けてしまうだろうなあ。子どもの1人や2人、5人や10人、まとめて面倒見てやろうじゃないの。そして、特製のトマトソースのスパゲティーをたらふく食わせてやる。


Comments
これまだ観てないんですよ〜。
CGの東京タワーが見事だと聞いてます。
確かにモノもあふれてるし、便利になってわざわざお金を払って苦労するような時代なのですね、現代は。
以前からよく親や職場の先輩などとは「ほんのちょっとのことにも喜びを感じて行かないとね〜」と話してはいました。
それって本能で上り坂になるように生活を組み立てていたのかも知れませんね。
>特製のトマトソースのスパゲティーをたらふく
食わせていただけるかしら?
って、ああごめん、もうちょっと色気をつけてからにします(自爆
Posted by: ヤヤー | 2006.09.02 at 04:42 PM
ヤヤーさん、こんばんは。
東京タワーや東京駅のCG、本当に見事でした。全然違和感がなかったです。いつか見てみてください。
>「ほんのちょっとのことにも喜びを感じて行かないとね〜」
いいことですね。それなら、幸福な毎日を送れそうですね。
>って、ああごめん、もうちょっと色気をつけてからにします(自爆
首をながーくして待ってます(笑)。
Posted by: オカダ | 2006.09.04 at 07:07 PM
オカダさん こんばんは。^^
見終えた後に 何とも言えないホンワカとした気分で
ボケーッと遠くを見ながら タバコを吸ってしまう
良い映画でした^^
>特製のトマトソースのスパゲティーをたらふく食わせてやる。
じゃぁ、私は対抗して 自家製ラーメンのスープでも仕込もう^^
Posted by: ブタネコ | 2006.09.05 at 08:50 PM
ブタネコさん、コメントありがとうございました。
自家製ラーメン、味にもうるさいブタネコさんが作るんですから、相当美味しいこと間違いなしですね。いつかお相伴にあずかりたいものです。
Posted by: オカダ | 2006.09.06 at 06:28 PM
初めまして。
興味深く拝見致しました。
ボクもこの作品のレビューを書いておりますのでトラックバックを貼らせて下さい。お願い致します。
Posted by: マーク・レスター | 2008.09.26 at 11:43 PM
マーク・レスターさん、はじめまして。
コメントありがとうございました。TBも大歓迎です。
こちらからもTBさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by: オカダ | 2008.09.29 at 06:33 PM