シーズンオフの海
天気がいいので、久しぶりに海へ出かけた。シーズンオフで誰もいない海。海面が日の光を受けてきらきら光っている。こんな海を、短い夏の間だけしか楽しまないなんてもったいない。
シーズン中は有料の納涼席、勝手に寝ころんで、本を読んだり、昼寝をしたり。
海のそばの、台風で壊れたままの民宿。あの屋上で、女の子たちと夜通し騒いだこともあったのだけど、今は遠い記憶の彼方にある。
最近、「廃墟」がちょっとしたブームらしい。写真集が売れてるそうだ。役目を終え朽ちてゆく廃墟の甘美さが魅力なのだとか。
この民宿の姿を見ていると、とても寂しい気持ちになる。とても客観的に眺めることはできない。この町に、これ以上こんな建物が増えないように、なんとか頑張らないと。






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