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2006.10.06

『おとなの小論文教室。』

オンライン書店ビーケーワン:おとなの小論文教室。

山田ズーニー 『おとなの小論文教室。』 河出書房新社を読んだ。ズーニーさんの著書を読むのは、『伝わる・揺さぶる!文章を書く』、『あなたの話はなぜ「通じない」のか』に続いてこれで3冊目。この本は、「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載中のコラムの中から26本選んで加筆修正したもの。

前書きには、「自分の頭で考え、自分の想いを自分の言葉で表現したいという人に、「考える」機会と勇気、小さな技術を提供する教室です」とある。タイトルに「小論文」とあるから、一般の人には関係ないかというと全然そんなことはなくて、「自分の思っていることを、言葉にして表現したい」、でもなんかもう一つうまくいってないと感じている、そんな人におすすめ。

ズーニーさんが書いていることは、とてもストレートで、熱い。そして、自分がたどってきた心の遍歴を率直に語っている。あくまで自分に正直に、かつ他者とそれこそ「魂のレベル」でつながりたいと欲している人のようだ。読み終えて、本当に心を揺さぶられた。

我が身を振り返ってみると、このブログを始めて約1年半。自分の思っていることがうまく表現できているか、そしてそれが他者にちゃんと伝わっているか、と考えると、とても心もとない。この本を参考にして、もっと「考える力」をつけたいなあ。

ちなみに山田ズーニーさんは、名前からハーフの人かと思ったらそうじゃなくて、カシミール地方で月を意味する言葉をペンネームにしたそうだ。

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Comments

わたしもこれ読みました。
さっきリストで確認したら3月でした。
自分の頭で考えて行動する(文章を書く)って、とてもたいせつなことだと思います。
わたしはいまごろになってその言葉がわかって来ました。
学生時代に「きみぃ、何でもかんでも鵜呑みにしちゃいかんよ。疑うことから研究は始まるんだ」と言われました。その教授の言葉は真実だと思います。

ズーニーさんはまた伝えたいことがあるのにうまく伝えられないひとに対して、ちゃんと「待つ」姿勢のあるかただと思いました。
ホントはこれは大人なら誰でも持ち合わせていなければならないのに、忙しがって(或いは、忙しいふりをして)聞く耳を持たない人が増えているような気がします。
もちろんこれは自戒を込めてるつもりですが。

わたしはブログだけではなく、同じ日本語でもさまざまな受け止めかたがあるので、誤解が生じると困ってしまう場合を除いてはあんまり説明しないようにしています。
話してるとますます変に受け取るひとが案外多くて(笑)。
ブログでも、ここはネットの世界で、ある程度ウソも虚飾もがつがつ本音を言うのも許されると考えているのであの通りの状況になっています(爆
ただ、言葉を重ねることによってますます不快になるひともいるので、そういうかたとはだんだんおつきあいしなくはなって行きますね。
わたしは自分にことに対しては悪い冗談を言われても平気ですが、そういうことをいうひとに対して同じように返すと大抵怒られます。
それって不公平だと思いません?
自分はひとを卑しめるような真似をしても、されるのはイヤというひとってけっこう多いかも!

ごめんなさい、長ーくなっちゃった!

Posted by: ヤヤー | 2006.10.06 at 08:43 PM

オカダさん おはようございます。
もしかしてオカダさんも「ほぼ日」ファンですか? 私にとってほぼ日は毎日行くサイトの一つです。なので「大人の小論文」のコーナーも知ってましたけど、読んだことはなかったです。あとでほぼ日で見てきます。

>自分の思っていることがうまく表現できているか、そしてそれが他者にちゃんと伝わっているか、
これって本当に難しいですよね。昔は仕事でも友だちづきあいでも「何で分かってくれないんだ!」と腹を立てていましたが、今は、誰かの言ってた「相手に伝わらなかったときは、相手の問題ではなく、こちらの表現力の問題」に賛成し、自分の至らなさを反省するようにしています。他人を責めるより自分を責めた方が、ものごとは早く解決する気がします。

Posted by: ciao* | 2006.10.08 at 09:45 AM

ヤヤーさん、こんばんは。亀レスですみません。
ヤヤーさんも読んだんですね。

>自分の頭で考えて行動する(文章を書く)って、とてもたいせつなことだと思います。

ですよね。僕も、人の言うことを鵜呑みにする方だったので、身に染みます。今からでも遅くないと思うので、これから頑張ります。

>わたしはブログだけではなく、同じ日本語でもさまざまな受け止めかたがあるので、誤解が生じると困ってしまう場合を除いてはあんまり説明しないようにしています。

なるほど。「話せばわかる」というのが成立しないことも多いですよね。

>自分はひとを卑しめるような真似をしても、されるのはイヤというひとってけっこう多いかも!

そうですね。そういう人が普通だと思ってる方が、精神衛生上いいかもしれませんね。

Posted by: オカダ | 2006.10.10 at 06:08 PM

ciao*さん、こんばんは。
僕も「ほぼ日」は好きで、ちょくちょく見てます。本も、『オトナ語の謎』とか買いました。「大人の小論文」のコーナー、面白くてためになるのでまた覗いてみてください。

>他人を責めるより自分を責めた方が、ものごとは早く解決する気がします。

そうですよね。他人を変えるのは無理ですが、自分なら変えることができますからね。そう考える方が、あまり悩まなくて済みますよね。

Posted by: オカダ | 2006.10.10 at 06:13 PM

たとえ今が21時過ぎでも、オカダさん おはようございます。
たとえオカダさんが元気いっぱいでも、お疲れさまです。

・・・・というわけで、オカダさんがご購入された「オトナ語の謎」、買わずに「ほぼ日」で読んでいます。

手前ども病院の人間は「オトナ語」を使いませんでしたので、未知の世界ではありますが、あたまからおしりまで、まずはざっくりと読んでみます。

ところでオカダさんはお仕事で「オトナ語」を使っておられるのですか?

Posted by: ciao* | 2006.10.16 at 09:22 PM

ciao*さん、こんばんは。
そうですか、病院ではオトナ語使いませんか。
もちろんオカダも使っています。初めてなのに「いつもお世話になっています」とか。

これ読むと、ほんとうに腹を抱えて笑ってしまいます。こういう視点がイトイさんなんでしょうね。

Posted by: オカダ | 2006.10.17 at 07:40 PM

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