映画『グレート・ギャツビー』
『グレート・ギャツビー』を読んでから、無性に映画の方も見たくなって、DVDをレンタルして見た。
実は大昔、TVの深夜放送でやってたのを見たのだけど、ギャツビー役のロバート・レッドフォードが対岸の灯りを見つめていたシーンくらいしか記憶に残っていなかった。小説を読むにはちょうど良かったのだけど。
ギャツビーやトムの豪邸、車、ファッション等、原作に忠実に、ということは実際の1920年代を忠実にということだろうけど、映像化してあって、圧倒された。特にギャツビー邸でのパーティーのシーンは、乏しいオカダの想像力を遙かに超えていて(笑)、大規模かつ豪華だったので驚いた。
この映画が製作されたのは74年だけど、古さを感じさせない、本当に美しい映像だった。将来次世代ディスクで発売されたら、我が家の環境を整えてもう1度見てみたいなあ。
レッドフォードはやはり本当にハンサムだった。もう少し、陰りとか内に秘めた野望とかを表現してほしかった気はするけど。デイジー役のミア・ファローも原作のイメージどおりだった。
しかしストーリーに関して言うと、映画でも小説同様ニックの視点で描かれているのだけど、ナレーションもモノローグも全くないので、この物語の持つ深さをもう一つ味わうことができなかった。その点が残念で、原作を読んでいるのとないのとでは、この映画の理解度はかなり違うものになると思う。でも、全体としてはかなりいい映画だと思う。
村上春樹さんも、『「ひとつ、村上さんでやってみるか」…… 』の質問312で、この映画について、「あまり期待しないで見たのですが、意外によくできているなあという印象を受けました。けっこう感心しました」と書いてあった。
また、この映画の脚本をフランシス・フォード・コッポラが担当しているのだけど、『「シナリオをじっくり読んでみると、「よく考えて削るべきところは削り、残すべきところは残してある」と感心してしまいます。」とも。





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