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2007.01.10

『坂の上の雲』

いつか読もうと思って買ってからずっとそのままにしていた司馬遼太郎『坂の上の雲』文春文庫 全8巻を、ようやく読み終わった。これも新年早々風邪をひいたおかげ(笑)。

これを読もうと思ったのは、松山市が『坂の上の雲』を軸とした21世紀のまちづくりを進めていて、「坂の上の雲ミュージアム」を建設しているのを知ったから。

主人公は、松山生まれの正岡子規と秋山好古、真之兄弟の三人。明治の中頃、その三人が少年の頃から物語が始まり、日露戦争の終結をもって終わる。

子規は俳句で、好古は陸軍で、真之は海軍で、それぞれ新しい日本という国を作ろうと奮闘する姿には、とても心打たれた。非常に長い話だけど、熱中して読むことができたのは、司馬さんの描写がとても細かく丁寧で、人物、時代背景などが詳しく掘り下げて書いてあったからだ。

司馬さんはこの小説を書くため、事前調査に5年かけたという。そして、この小説の新聞連載は4年3か月に渡り、40代のほとんどをこの小説に費やしたという。ものすごいエネルギーをかけたことが、小説全体から滲み出ているように感じた。

「坂の上の雲ミュージアム」は今年4月28日にオープンするという。またNHKはスペシャルドラマ「坂の上の雲」を平成20年(2008年)の放送に向けて制作しているとのこと。それらも楽しみだ。

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Comments

そういう物語だったんですね。
全くなんにも知らない、恥ずかしいヤヤーであります。
地元ゆかりの人物っていうのは、知ることに何か気恥ずかしさを感じるというか、いまさら知らなくてもいいじゃんって気取ってしまうというか。

松山市自体も力入れてるのですね。
これは・・・挑戦に値する本だなあ。
でも自分の読みかけの本を眺めると・・・。

オカダさん、尊敬します。

Posted by: ヤヤー | 2007.01.11 at 12:32 AM

怪我じゃなくて風邪の功名ですね~。

この本、表紙のイラストがやわらかくてかわいらしいですよね。手に取りやすくていい表紙だなーと思いました。オカダさんご推薦の本なので、うちの店では平積みで出しているこの本、丁寧にほこりをとって並べなおしておきました☆

Posted by: ciao* | 2007.01.11 at 03:57 PM

ヤヤーさん、こんばんは。
子規さんはともかく、今どき秋山兄弟はあまり知られてないですよね。

僕も最近まで地元のことに関心が薄かったんですが、これからはもっと知りたいと思ってます。

読んで得るところの多い本だと思いますけど、手持ちの時間には限りがありますからね。達成感を味わえたのは確かです(^_^.)。

Posted by: オカダ | 2007.01.11 at 06:17 PM

ciao*さん、こんばんは。

>怪我じゃなくて風邪の功名ですね~。

うまいですね(^_^.)。

カバーの絵は風間完という挿画画家さんが描いてます。
確かにソフトタッチでいいですよね。
やっぱり買うのは中年老年の男性が多いんでしょうね。
ドラマでも放映されたらかなり売れるようになるでしょうけど。

Posted by: オカダ | 2007.01.11 at 06:26 PM

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