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2007.04.27

友あり、遠方より来たる

先日ひょんなことで知り合いになったオーストラリアの青年が、夕方職場に遊びにきた。小中学校の英語助手としてこっちに来てるそうだ。

コーヒーを飲みながら、いろいろと他愛もないことを1時間ばかり喋った。英語で話すのは久しぶりだったので、ちょっと緊張した。

英語がすごく上手いのでびっくりした、と言われたけど、結構洋画を見てるので、知らず知らずのうちにアメリカ人ぽい話し方になってるからそう感じたのかもしれない。英語を喋るときは、トム・クルーズになったつもりで「yeah」とか「sure」とか言ってるし。

英語を喋るとなぜかハイテンションになってしまう。英語という言語の持つ特性、リズムとかアクセントとかイントネーションとかがそうさせるのかも。

実際のところ、オカダの英語力では、聞き取れたのは6割、ちゃんと伝わったのは7割くらいだろうなあ。それでも結構楽しかった。ふだん日本語で喋るときより口数多かったかも(笑)。

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2007.04.26

『思考のフロンティア 社会』

大分前に新聞の書評欄で見て注文し、そのまま長らく積ん読中だった市野川容孝 『思考のフロンティア 社会』 岩波書店 という本。ヤヤーさんも読むというので釣られて読み始め、どうにか読み終わった。

この本で扱われているのは、「社会的 social」という形容詞と、「社会的なもの the social」という概念。その「社会的」という言葉の意味として、現在の日本では忘れられている内容があるという。について、

ドイツやフランスで「社会的な国家」にほぼ相当する日本語は「福祉国家」になるとのこと。 それこそが、日本で日本では忘れられている内容だという。日本では、「福祉国家」という表現だけがなされ、これを「社会的な国家」と表現することが皆無に等しい。それはなぜか、というのがこの本の大きなテーマであり、本の前半では現在、後半ではその系譜について書かれている。

正直言って、オカダにとってはかなり読むのが苦しい内容の本だった。一読して、どれくらい理解できたかというと、非常に心もとない。この本を読んでレポートを書け、という課題に合格する自信はないなあ(笑)。それでも、多少得るところはあったと思う。機会があったらもう一度じっくり読んでみたい。

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2007.04.23

『少し変わった子あります』

森博嗣 『少し変わった子あります』 文藝春秋  という小説を読んだ。少し前に雑誌で紹介されていたのを読んで、気になっていたのだけど、週末図書館へ行ったら新刊コーナーにあったので、借りてきて早速読んだ。

語り手である主人公は大学の先生。後輩が行方不明になったという話を聞いて、その後輩が通っていたという、いっぷう変わった料理店の話を思い出し、そこへ行ってみることに。その店は、予約のたびに場所が変わり、毎回違う若い女性が一緒に食事してくれるという。

物語は8章から構成されていて、章のタイトルは「少し変わった子あります」から「少し変わった子あります」と続き、「少し変わった子終わりました」が終章となる。そう、主人公は、その料理店で8人の「少し変わった子」たちと出会うのだ。 その女性たちは、名前はもちろん、年齢等プライベートなことは一切話さないし、触れることもできない。

「少し変わった子」たちと食事しながら、主人公は様々なことに思いを巡らせる。ものを食べるということ、話すということ、孤独ということ。主人公はそれなりの年齢のようで、自分の人生を振り返る様に、しみじみと共感してしまった。

なんとも不思議な、奇妙な味わいの小説だった。ただし、いわゆるミステリーではない。「少し変わった子います」でなく「あります」というのがミソだろう。何しろ、この女性たちはメニューの一部なのだから。

こんな店、実際にはありえないだろうけど、あったらいいなあと思わされる、その絶妙なバランスにとても惹かれた。いうこういう店があったら、オカダも行ってみたい。同じ女性とは二度と会えないというのが何とも刹那的で、却ってそれがいいかもしれない。

この主人公は、同じ大学の先生でありながら内田樹先生とは対極にあるタイプのようで、内田先生はわざわざこんな店に行きたいとは思わないだろうなあ。必ず一人で行かなきゃならない店だし。

イラストレーターのあずみ虫さんが描いた「少し変わった子」のモノクロの挿画が、各章の扉にあり、最初の子の絵が表紙にカラーで描いてあるのだけど、どの子も趣があって、物語にとても深い雰囲気をもたらしていると感じた。

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2007.04.19

「ターシャからの贈りもの ~魔法の時間のつくり方~」

1月にNHKのBSハイビジョンで放送された「ターシャからの贈りもの ~魔法の時間のつくり方~」という番組を録画してあったのをやっと見た。

ターシャ・テューダーについては、たまたま一昨年の暮れNHK総合で放映された『喜びは創りだすもの ターシャ・テューダー四季の庭』という番組を見て初めて知ったのだけど、そのときはそれほど興味を持つこともなかった。

それが、去年の初夏にガーデニングを始めてから気になって、放送されたものに未放映映像も収められたこのDVDを買った。

90歳の絵本作家ターシャは、東京ドーム4個分の広さの庭を、ほぼ一人で33年かかって自らの理想とする庭に作り上げたという。このDVDには、ターシャの庭の1年の様子が収められている。まさしくガーデナーの究極の理想像だろうなあ。

そして、「ターシャからの贈りもの ~魔法の時間のつくり方~」では、去年の8月から、12月のクリスマスを迎えるまでの様子が紹介されていた。

特に、ターシャが子どもや孫たちに、まさに「魔法の時間」と呼べるような時を、手作りの人形やカレンダーなどを使って趣向を凝らして体験させてあげてきた姿は、本当に素敵だった。ターシャは天才ではなくて、もの凄い努力家だったという。

自分の人生において「魔法の時間」を持てるかどうかは、自分の努力次第だということだなあ。ちょっと気が滅入ることがあったのだけど、これを見て、自分も頑張ろうという気になった。

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最近新しく作ったミニガーデン。またレンガをただ積んだだけ(笑)。前のよりもさらに狭いけど、また楽しみが増えた。

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2007.04.17

『ブレードランナーの未来世紀』

内田樹先生が尊敬する映画評論家の町山智浩さんの 『〈映画の見方〉がわかる本 80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀』洋泉社 を読んだ。この本は、「映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで 」の続編に当たるもの。

保守的で能天気な80年代ハリウッド映画の陰で、スタジオから締め出された映画作家たちは、異様な悪夢の世界を描いた映画を作っていた。本書では、その理由について、様々な資料と監督自身の言葉を手がかりに解きほぐしている。そしてあれから20年が経つ今も、我々はその悪夢から覚めていない、という。

その悪夢がどういうものかは、本書を読んで頂くとして、ヒントとして一つ言葉を揚げるなら「ポストモダン」だろうか。世界の有り様について、なるほど、そういうことだったのかとまさに腑に落ちた思いがした。

本書で主に取り上げられた作品は8つ。「ビデオドローム」、「グレムリン」、「ターミネーター」、「未来世紀ブラジル」、「プラトーン」、「ブルーべルベット」、「ロボコップ」、「ブレードランナー」。その中で特に、もう一度「ブレードランナー」を見てみたくなった。

「ブルーべルベット」は、先日WOWOWで放送されたのを録画してもう一度見たけど、やっぱり何とも後味の悪い、ヘンな映画だった。

というエントリーを書きかけていたら、内田先生も町山さんについてのエントリーを書いていた。おお、シンクロニシティ。

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2007.04.11

かんぱく祭

先週末、花見に出かけた。向かったのは、地元で一番の桜の名所のお寺。

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参道の脇には桜の木がずらり。まさしく桜のトンネルのようだった。

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境内の桜もまさに満開。

ここで、「かんぱく祭(さい)」と呼ばれる、お釈迦様の誕生をお祝いする「花まつり」が午後から開催されるということだった。なぜ「かんぱく祭」と呼ばれるのかは、お寺の役員の人に訊いてもわからなかった。

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お釈迦様の像に甘茶をかけた後、甘茶を頂く。

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その後、花びらの舞う中、ウグイスやキジの鳴く声を聞きながらお弁当を食べた。

午後からはお祭り。子ども相撲や餅投げが行われた。たまたま来ていた友人と久しぶりに再会して話をしたりと、ようやく訪れた春と満開の桜を楽しんだ一日だった。

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2007.04.06

郵政民営化、その2

先月、近くの郵便局が合理化されて時間外窓口が廃止になり、通常の営業時間以外では郵便物を受け付けてくれなくなった。そして、不在で受け取れなかった郵便物は、毎日再配達することになるという。

オカダは仕事で結構郵便局を利用するのだけど、今までは平日5時以降や土日でも郵便物を発送したり受け取ったりできたので、とても便利だった。だけど、それももうできなくなってしまった。

合理化の結果、局員が2人よそへ転勤になった。その後は、地元の「ゆうメイト」と呼ばれるアルバイトで補うそうだ。2家族5人がこの町からいなくなってしまったわけで、過疎の町にはかなり痛い。

週刊文春の4月5日号の記事によれば、郵便局の正規職員26万人に対して「ゆうメイト」は12万人もいて、年収は200~300万年弱だとか。正社員の平均年収は650万円で、生涯賃金を比べると正社員とゆうメイトの経済格差は5倍以上にもなるという。

オカダの知り合いにも配達のゆうメイトをしている人がいるけど、実際のところ重労働の割に待遇はよくないそうだ。

賃金の安いアルバイトを多く雇い、彼らに重労働をさせ、儲からないサービスは切り捨てる。利益を得ることが目的の民間会社なら当然の行動、ということになるのだろうなあ。

いよいよこの10月には郵政民営化が実行される。それに向けて着々と準備が進んでいるようだ。危惧したとおり、過疎地の利用者にとってはデメリットの方が多そうだなあ。でもこれは国民が選択したことなのだから、今さら愚痴を言っても仕方ないことだけど。

過去の記事「郵政民営化について」はこちら

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2007.04.04

お節句

きのうは「お節句」だった。こちらでは桃の節句、つまり雛祭りを1月遅れでお祝いする。この日は農家の人たちも仕事を休み、重箱にごちそうを詰めてお花見に出かけるのがならわし。

オカダも子どもの頃は、家族や親戚ら大勢で山の上の桜が咲いてる場所でお花見をしたものだ。3月28日のエントリーで紹介した桜の名所には、人が集まっているかもしれない。

でもオカダはきのうも仕事。こういうのをこちらでは「のらの節句働き」という。のらというのは怠け者のことで、ふだんは仕事しないのに、お節句の、人が休んでいるときに限って働く人をからかう言葉(^_^;)。

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こちらは去年の4月6日にも紹介した桜。満開まであと少しといったところ。

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夜、花より焼肉(笑)。

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