正解?
今日は朝から強い雨。
雨露がのったナンテンの葉っぱ。
アジサイの花も咲き始めた。梅雨の季節の訪れを知らせてくれているようだ。
ほぼ日刊イトイ新聞のサイトで連載されている、山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室。」 を毎週楽しみにしている。
今週のレッスンのタイトルは、「操作される質問」。今回も、とても考えさせられる内容だった。特に、紹介されていた読者の裕一さんからのメールが記憶に残った。
女性に2着の洋服を見せられて
「こっちとこっちのどっちが似合う?」
という質問みたいなことです。もちろん女性本人は
決めているときづいてないかもしれないし、
本当に聞きたいのかもしれませんが、
「こっち」というと
「そうかなぁ‥‥」と言われることも
ありえると思ってます。私の中では
「彼女が思っている方と逆を選ぶと
機嫌を損ねるかもしれない」
と勘ぐってしまっているので
当たりはどっちだ?という
意見よりも正解を求められている心境なのです。
オカダも、たまに母親から「どっちが似合う」と訊かれることがある。それに対してこちらがどう答えても、母親の選択に僅かでも影響を及ぼすことがないのはわかっているので、いつも適当に答えている。
それに対して裕一さんは、彼女が思っている方を選ぶようにしている。それは裕一さん流の気配りなのだろう。オカダは、相手が誰であれ、そんなことは考えたことがなかったので、ちょっと驚いた。人から「気が利かない」と言われるのはそういうところにも原因があるのかもしれない(笑)。どれが「正解」か、よく見ていれば、察しがつくのかもしれない。うまく正解を答えることのできる人が、コミュニケーションのうまい人、ということになるのかも。特に相手が女性の場合は。
これって、このレッスンを通して山田さんが言いたいこととは逆の考えなのだろうけど、そんなようなことを感じた。
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Comments
「どっちが似合う?」と聞くときには、ほとんどの場合自分では決めてるんですよね。
ただ、背中を押してほしいだけ。答えはどちらでもいい(笑)。
似合うというよりは、みっともなくないほうとか、あるいは派手になり過ぎてないほう(周りから浮かないほう)を教えてほしいのかも。
自分じゃよいと思っていても、ひとはそう見ないこともあるもんね〜。
でも深読みすれば、オカダさんの仰る通りかもしれません。
わたしは自分で決めちゃうけど、あと一押し、ほかの誰かもいいって言うからこっちにしようっていうひと、けっこう多いのかも。
でもオカダさん、あんまり気にしないほうがいいと思いますけど・・・。
これだけがコミュニケーションの方法とは限りませんしね。
Posted by: ヤヤー | 2007.05.26 02:09 PM
ヤヤーさん、こんばんは。
>ただ、背中を押してほしいだけ。答えはどちらでもいい(笑)。
やっぱりそうなんですか(笑)。
>でもオカダさん、あんまり気にしないほうがいいと思いますけど・・・。
そうですね。「正解」を言わないと機嫌が悪くなる人とは、あんまりおつきあいしたくないです(笑)。
Posted by: オカダ | 2007.05.28 05:39 PM