『読書の腕前』
岡崎武志『読書の腕前』光文社新書を読んだ。著者は、ライター、書評家。
著者は「はじめに」で言う。
なるべくほかのことにわずらわされず、ただ本を読むためだけに生きる。そんな人生もありか、と考えるのだ。
これからはじまるこの本は、「そうだよな、そんな人生もいいな」と思うような人に目がけて書いた。
この本は、帯にあるとおり体験的読書論となっていて、本とのつきあいについていろいろ書いてあって、非常に興味深く読んだ。著者の本との出会いは、「とんち曽呂利」だという。
そして、年に三千冊ずつ!本が増えていくという。本の置き場所に困り、地下室つき新築一軒家を買ったけど既に満杯だそうだ。さすが、プロの本読みは違うなあ。
さらに、
読んでいる最中に、無性に別の本が読みたくなる、これが読書について書かれた本としてはベスト
と。この本は、まさしくそういう本だった。本好きの人にはゼッタイお奨め。
オカダは、本や雑誌を読んでいて読みたい本を見つけた場合、青い付箋をつけておいて、後からまとめて「探書ノート」と名付けているルーズリーフ式のノートに書名、著者、出版社を書いておく。そして、ある程度溜まったら、ネットで注文するようにしている。
この本にも、青い付箋をたくさんつけた。読みたい本の一番手は、『桟橋で読書する女』かな。
オカダは、最近読書以外のことに関心をひかれて、「読書の腕前」もあがってないなあ。それはそれで悪いことでもないだろうけど。
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Comments
うぅっ。
先を越されてしまいました…。
この本も「読みたい本」の一冊です。
買おうか借りようか迷っている間に忘れてました(汗
本読みにはそそられるタイトルですよねえ。
Posted by: ヤヤー | 2007.06.09 11:55 PM
ヤヤーさん、こんばんは。
確かにそそられるタイトルですよね。読まずにはいられないという気になりました。本読みにはオススメの一冊です。
Posted by: オカダ | 2007.06.11 06:19 PM