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2007.08.31

残暑御見舞い

8月も今日が最後。いよいよ夏も終わりだなあ。考えてみると、実質40日ほどだから、夏って結構短いのだ。特に今年は梅雨明けが遅かったし。9月に入ってもしばらく残暑は続くだろうけど、真夏の暑さとは違って、朝晩が涼しいから過ごしやすい。

こちらでは一昨日から雨が降って、いくぶん暑さも和らいだ。今朝吹いた風は涼しくて、秋の気配を感じさせた。といっても日が照ってくるとまた暑くなったけど。

Yayahagaki08313

そんなおり、ヤヤーさんから残暑見舞のハガキが届いた。猫の絵がかわいらしいハガキだ。

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切手も、どんぐりを抱えたリスの絵柄がユーモラスだ。

文面もヤヤーさんの人柄が滲み出ているほのぼのとした内容で、手書きの字も達筆で味わいがあるものだった。
ヤヤーさん、本当にありがとうございました。おかげでなんとか無事夏を乗り切れそうです。

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庭に咲いたゼラニウムの花。ちょっと変わったツートンカラーが気に入っている。

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一昨日の雨で、水を含んで重たくなったマリーゴールドの花が首を傾げて今にも折れそうだったので、切って部屋に置いてみた。気の利いた花器がないので、炭酸水の空き瓶に差した(笑)。

この夏は暑かったせいか、ガーデニングにあまり身が入らず、水やりくらいしかやらずじまいだった。涼しくなったら、またいろいろな花を植えたいなあ。

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2007.08.29

今日の昼飯’07 2日目(村上レシピ)

さて、朝御飯に続いてはお昼御飯。なるべく簡単なものということで、鮭の缶詰とわかめとマッシュルームのピラフを作ることにする。

で買い物に行ったのだけど、鮭の缶詰が売ってなかった(^_^;)。それで仕方なくシーチキンの缶詰で代用することに。

まずはシーチキンをほぐしておく。

フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、マッシュルームを炒める。火が通ったら、シーチキンを入れ、さらにご飯を入れて炒める。

ご飯に火が通ったら、わかめ、タイム(ねぎで代用)、塩、胡椒を入れ、全体をよく混ぜて出来上がり。

つけ合わせに、キャベツ、キュウリ、ミニトマト、そしてちょっと奮発して缶詰のホワイトアスパラガスを入れたサラダをつくった。

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今日は特別に昼間からビール、ということで食べ始める。と、わかめが硬い。しまった、水でもどしてなかった。もどさなくていいのは、みそ汁などに入れる場合だったのだ。とほほ。

というわけで、硬いわかめをよけながら食べたのだけど、味の方はもうひとつだった。やっぱりシーチキンは合わなかったのかも。

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本ではこんな感じ。

ホワイトアスパラガスも、久しぶりに食べたくなって買ったのだけど、缶詰の汁が甘すぎてもうひとつだった。

今回は、ちょっと不出来なお昼御飯だったけど、まあ失敗は成功の母ということで(笑)。もっと修行しないとなあ(^_^;)。

ちなみにこの料理は、『羊をめぐる冒険』の中で、「僕」が北海道の別荘で、鼠を待ちながらつくっている。

続いて晩御飯もつくる予定だったのだけど、急な来客があってやむなく(笑)、出前をとったので、つくらずに終わった。

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2007.08.27

今日の朝飯’07 1日目(村上レシピ)

去年に続き、今年も一人で留守番をしたおりに、台所でよむ村上春樹の会 『村上レシピ』 飛鳥新社 の中から選んだ料理を作ってみた。

まずは朝御飯。村上作品によく出てくるものといえば、サンドウィッチ。それで、コーンビーフのサンドウィッチを作ってみることにした。

手順は、パンにバター(うちではマーガリン)を塗り、グリーンリーフの代わりにレタスを敷き、その上にコーンビーフをのせてできあがり。

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コーンビーフを食べるのは本当に久しぶりだった。オカダにとってはちょっと朝からこってりし過ぎという感じ。買うのを忘れてたのだけど、レシピどおりパンにマスタードを塗れば味に締まりが出たのかも。パンもイギリスパンじゃなく普通の食パンで作ったし。次回作るとしたら、昼食のときの方がいいなあ。

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こちらは、『村上レシピ』の本の中の写真。当然ながら、見栄えも全然違うなあ(笑)。

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2007.08.24

『なぜいい女はパッとしない男に惚れるのか? 』

タイトルに惹かれて(笑)、ネットで入手した、澤口俊之 『なぜいい女はパッとしない男に惚れるのか? 』 アスキー新書 を読んだ。

著者は脳科学者。この本は、『女性セブン』に連載されたものに加筆・訂正し、再構成したもの。どおりで内容が女性向けと感じられたわけだ。

サブタイトルに「誰も知らない60の脳のお話」とあるように、男女の様々な問題やナゾについて、脳科学や進化学など自然科学の観点から平易に解説したもの。

生活に役立つ知識が随所に散りばめられていて、非常に興味深い内容だった。その中で、気になったものをメモ。

人間の性格は、少数の「性格要因」の組み合わせで決まるらしい。
その要因は、「外向・内向性」「神経質さ」「衝動性」と、少なくとも三種類ある。
性格は、半分は遺伝子によって、半分は努力を含めた環境の影響を受ける。

知能指数は、遺伝は60%、環境は40%影響する。

いくつかある知能指数IQの一種の「g」("general"の頭文字をとってこう呼ばれる)は、「頭の良さ」を表す指数で、人生の失敗や成功と密接に関係することがわかっていて、例えばgの高い人は長生きするそうだ。
詳しくは、http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/005063.html を参照。

アルコールを多く摂ると、脳の神経細胞が死ぬ速度が増す。
一方、適度なアルコール(週に2~3回、日本酒にして一度に2合)は、脳に良い。脳への血の巡りが良くなり、ストレスの発散にもなる。心を落ち着かせる働きもある。

アルコールの中で特に良いのは赤ワイン。ポリフェノール類やリスペラトロールといった成分が、脳の働きを高める。同様にチョコレートもよい。

最近ボージョレ・ヌーボをきっかけとして赤ワインを飲むようになったのは、脳的には正解だったのかも。おやつにチョコというのもよいことだったのだなあ。

一方、過酸化脂質を多く含む食べ物、「酸化食」は、脳の血管にダメージを与える。フライドチキン、フライドポテトなどのフライ類や、インスタントラーメン、肉の脂身、ポテトチップなどのジャンクフードなどが酸化食。

 オカダは酸化食が結構好きなので気をつけないとなあ。

米だけで、心身の健康に必要な栄養の70%は摂れる。残り30%は四季折々の旬の食べ物で。

脳にいい食べ物は「まごはやさしい」。豆類、ゴマ類、ワカメ、つまり海藻類、野菜類、魚類、しいたけ、つまりキノコ類。

どちらかと言うとオカダがあまり好きではないものの方が脳に良いということだ。肉より魚ということのようだ。ちょっと考えないといけないなあ。

それにしても、タイトルにある「いい女」の定義は出てきたけど、「なぜいい女はパッとしない男に惚れるのか?」ということについての記述は出てこなかったようだ。本を売るための編集者の策略に、まんまと引っかかったというところかなあ(^_^;)。買って読む価値は十分にあった本だから、別にいいのだけど。

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2007.08.22

『土佐源氏』

ちょっと間が空いてしまったけど、先日書いたエントリー、「宮本常一生誕百年記念の集い」というイベントの続き。

佐野眞一さんの講演に続いては、坂本長利さんの独り芝居、『土佐源氏』が上演された。

坂本長利さんは、島根県出身の俳優で、最近ではTVドラマ『Dr.コトー診療所』に村長役で出ていたそうだ。

そして演目の『土佐源氏』は、宮本常一の著書『忘れられた日本人』岩波文庫 に収められている話で、宮本常一が、昭和30年頃、土佐(高知県)の檮原村に住む盲目の老人から、その一生について聞き取りした話をそのまま書きしるしたもの。その話は人情が豊かで、男と女の関係の摩訶不思議さ、またエロティシズムに満ちあふれてもいる。

坂本さんは、この芝居を40年間演じ続けてきたそうで、上演回数は1000回を越すという。

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これは進行役の人が前説を行っているところ。ステージの上に台が置かれ、隅に大きなロウソクが灯された。当然ながら、上演中は撮影禁止。

芝居は、原作に忠実でいながら、老人の声や女性の声色を使い分け、表情、動き等、非常に多彩な表現力で、すっかり圧倒され、その妖しい世界に引きずり込まれてしまった。まさにこれが「芸」というものだなあと感心した。

老人が元は博労(ばくろう、牛馬の仲買商人)だったという設定もあってか、衣装の着物に鈴をつけてあって、それを効果的に鳴らすところなども、長年やってるだけあって、計算され尽くした感じだった。

場面転換なし、出ずっぱりの1時間にもかかわらず、あっと言う間に過ぎてしまった。

Tosa08222

上演後、坂本さんが挨拶に出てきたところ。芝居とは打って変わって、今年78歳を迎えるとは思えない程ハツラツとしていて驚いた。

生の芝居を見るのは久しぶりだったのだけど、本当に素晴らしい芝居だった。坂本さんには、ずっと元気で芝居を続けてもらいたい。坂本さんも言ってたけど、この芝居は本来こういう大ホールじゃなくお座敷のようなところでやるものだそうで、そういう場所でもう1度見てみたいなあ。

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2007.08.17

『夜は短し歩けよ乙女』

三日間のお盆休みも、あっという間に終わってしまった。中でも、自ら招いた結果とはいえ、真ん中の15日の午前中に仕事をする羽目になってしまったのは痛かったなあ。

それでも、昨日はのんびりと昼寝を貪り、夕方からは庭でのんびりと本を読めたのはよかった。読んだのは、森見登美彦 『夜は短し、歩けよ乙女』 角川書店。何かの雑誌で紹介されていて、面白そうだと思っていたら、近所の図書館の新刊コーナーにあったので、早速借りてきた。

主人公は「詭弁論部」に属する大学生。そして部の後輩の「黒髪の乙女」に想いを寄せている。全体は四部構成になっていて、第1部は、部の先輩の結婚祝いの席から、その後の木屋町、先斗町界隈の夜に起こった事件のお話。

この小説がユニークなのは、主人公が語るのと平行して、相手の「黒髪の乙女」からも語られていて、両方の視点でストーリー展開を楽しむことができること。いってみれば映画的手法かも。

「黒髪の乙女」は、この夜数々の風変わりな、そして非常に魅力的な人々と出会い、一種現実離れした経験をするのだけど、これがなんとも味わい深くてよかった。

オカダはこの「黒髪の乙女」のような、底無しにお酒を飲める人が結構好きだ。とことん飲めるって楽しい。もちろん、こちらの方が先にダウンしてしまうだろうけど。

第二部は、下鴨神社の馬場で真夏に開かれる古本市が舞台。「古本市の神様」の話など、本好きにはたまらなく楽しいストーリーだった。古本に関する蘊蓄が散りばめられているところをみると、著者も相当の本好きなのだろうなあ。

第三部の舞台は、秋の学園祭。ここでも主人公と「黒髪の乙女」のすれ違いを軸として、なんとも奇妙な話が展開する。

そして第四部はクリスマスシーズンのお話。

面白くて、一気に読んでしまった。何より、文体がユニーク。漢語が結構でてきて、それが大袈裟で可笑しかった。

また、「お財布への信頼に一抹の翳りある私のような人間」と言った言い回しや、「悩みがあるならミーに言うてみい」といった洒落など、諧謔に溢れていた。これらは、オカダも実際に使ってみたい(笑)。

さらに、京都の地名が随所に出てきて、おぼろげにしか知らないオカダにとっても、非常に風情を感じさせてくれて、この小説がより趣のあるものになっていたと思う。

是非とも映画化してほしい作品。「黒髪の乙女」役は、蒼井優がいいかも。

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2007.08.07

船上で花火'07

今年も、花火を見に出かけた。

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海の上から西の空を見ると、センチメンタルな気分になる。陸地では暑かったのに、船上では海を渡る風が冷たいくらいだった。

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やがて日も落ちて、陸の灯りが瞬きを始めた。

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今年も、真上から降ってきそうな大輪の花火に圧倒された。

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今年のクライマックスは、去年以上に迫力があった。こうしてまた花火を楽しむことができてよかったと思う一方で、もう既にお腹いっぱいという気もした。オカダはどちらかというと、こういう強い刺激よりも、線香花火のような、ささやかな楽しみの方が好きだなあ。

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2007.08.03

「宮本常一から学んだこと」

8月1日、山口県周防大島町で開催された「宮本常一生誕百年記念の集い」というイベントに参加してきた。

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船で周防大島の伊保田港へ。周防大島は、瀬戸内海で淡路島、小豆島に次いで三番目に大きな島だそうだ。

宮本常一は、この周防大島出身の日本を代表する民俗学者の一人で、戦前から高度成長期まで日本各地を歩いて回り、日本全国の山村、漁村、離島の民家、民具、祭礼、習俗を調査、各地をフィールドワークし、 1200軒以上の民家に宿泊したと言われ、膨大な取材ノート、写真を残している人。

宮本常一は、その存在がしばらく忘れられていたけど、『だれが「本」を殺すのか』や『東電OL殺人事件』等を書いたノンフィクション作家の佐野眞一さんが、『旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三』文藝春秋 という本を96年に出版したことがきっかけとなって、再評価されつつあるそうだ。

オカダが宮本常一に注目するようになったのは、内田樹先生が日本人の社会と心理を読み解くための20冊」の中に、宮本常一の忘れられた日本人を挙げていて、それを読んでから。

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そのイベントで、佐野眞一さんの「宮本常一から学んだこと」という講演が行われた。

佐野さんによると、宮本さんは非常に優れた「読む力」を持っていたという。例えば、一枚の写真を見ただけで、写っている土地の様々なことを言い当てたそうだ。そして、現代の日本人に最も欠けているものがその「読む力」だと。その端的な例が、国民の気持ちを読むことができなかった安倍総理だ、と語ると、満場から笑いが。

最近宮本さんが再評価されているのは、時代が宮本さんに追いついてきたからだという。宮本常一は、既に50年前から地域の過疎化、高齢化について警鐘を鳴らしていたそうだ。そのことは、高齢者ばかりが犠牲になった先の新潟沖地震にも表れているという。

そんな中で、佐野さんは、自分がやってきたことを次の世代に渡すことこそ人間にとって最も崇高なことだ、ということを宮本さんから学んだという。そして、宮本さんからのパスを受けて、自分でボールを蹴ってみること、つまりは宮本さんがやってきたこと、そしてやらなかったことを継承し、次世代に渡すことが自らのやるべきことだと考え、今は満州と沖縄の問題に取り組んでいるそうだ。

非常に内容の濃い、飽きることのない話だった。オカダも、どういう形にしろ、宮本常一からのパスを受けて、自分でボールを蹴ってみたいと思った。

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