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2007.11.27

『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』

映画鑑賞強化月間の今日この頃、太田直子 『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』 光文社新書 という本が目に留まったので読んでみた。

著者の太田さんは映画字幕翻訳者で、この道20年のベテラン。この本では、字幕の作り方や字幕屋の苦労といった話から、変な?映画配給会社のこと、そして最近巷に溢れる変な日本語の話まで、とてもユーモラスに、ところどころ辛口、ときには本音も漏らしながら、書いてあって、非常に興味深かった。読みやすくて面白いので、集中してすっと読むことができた。

字幕とは即ち要約翻訳文のことで、だいたい「セリフ一秒=4文字」で割り振っているという。大抵は1作品を1週間、場合によっては3~4日で仕上げるという。基本的にフリーランスで、なかなかハードな仕事のようだ。まさに映画の「雪かき仕事」といったところだろう。

オカダも映画は字幕派だ。俳優本人の声を聞きたいし、この本にも書いてあるように、吹き替えには多少の「クサさ」を感じてしまう。でも情報量としては吹き替えの方が多いのだ。1番いいのは字幕なしで聞き取りできることだろうけど、ものぐさなオカダとしては、イマイチ勉強する気が起きないのだよなあ。

洋画好きの人には激しくお勧め。タイトルは、確かに内容をよく表しているんだけど、ちょっとどうかと思った。

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Comments

これはわたしも読みましたよ♪
確かに、内容はとても面白くて「敵を作ってしまったかも」と疑心暗鬼になってしまいそうなところもあったかも。
吹き替えってどうにも不自然なところがあり、特に声が合わないな〜と感じたりすると、もういけませんよね。
日本人は声が高いけど(発音のしかたが違うってことなのね)、欧米人はわざわざ低い声を出すようにちいさいときから躾けられるっていうし。

こういう業界の裏話みたいな本は、そのとき限りの流行に左右されないタイトルをつけてもらいたいですよねえ。
ま、売れたほうが著者もありがたいのはよ〜くわかる内容が書いてありましたよね、オカダさん。

Posted by: ヤヤー | 2007.11.28 at 12:13 AM

ヤヤーさん、こんばんは。
確かにここまで書いて後々大丈夫かとな思うとこもありましたね。それだけに面白かったわけですが。

>日本人は声が高いけど(発音のしかたが違うってことなのね)、欧米人はわざわざ低い声を出すようにちいさいときから躾けられるっていうし。
なるほど。あと、欧米人の方が感情表現が豊かで、高い声から低い声まで出してる気がします。

タイトルは恐らく編集者がつけたんでしょうね。出すからには少しでも多く売れて欲しいのは著者も出版社も同じでしょうし。

Posted by: オカダ | 2007.11.28 at 05:55 PM

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