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2008.02.28

『少ないモノでゆたかに暮らす』

大原照子 『少ないモノでゆたかに暮らす―ゆったりシンプルライフのすすめ 』 大和書房 という本を読んだ。

大原さんは、料理研究家。なるべくシンプルに暮らすため、本当に必要なモノ、好きなモノだけを厳選して持ち、余分なものは持たない生き方を貫いているそうだ。それは、自分の専門の台所用品、そしてキッチンにも徹底している。

たとえば収納は、70%にとどめるのが大切とのこと。本も、本棚ひとつに収まるだけにとどめ、それ以外の本は読み終わったら処分しているという。

少ないモノですますということは、なにより時間を大切にすること、というその考え方には、読んですごく感銘を受けた。こういう暮らし方に憧れる。とはいっても、なかなかここまで割り切れないよなあ。オカダはどちらかというとモノを集めることに喜びを感じる方だからなあ。

ともあれ、今の暮らし方についてとても考えさせられた本だった。

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2008.02.22

『それでもポクはやってない』

周防正行監督の映画『それでもポクはやってない』のDVDをようやく見た。

上質なミステリーのように、ストーリー展開にぐいぐいと引き込まれてしまい、143分があっという間だった。評判どおり、非常に面白い映画だった。平凡な青年が痴漢冤罪事件に巻き込まれてしまうという非日常的な恐怖が、とてもリアルに描かれていたと思う。そして、日本の刑事司法制度の現状というものをまざまざと見せつけられた気がした。

邦画にしては珍しく画質もよかった。ハイビジョン、あるいはブルーレイディスクで見たいと思うほどではないけど。

主人公を演じた加瀬亮の演技力はさすがだった。山本耕史が活躍する場はちょっと少なかったような気がした。

もたいまさこは相変わらずの存在感だった。素人目には、あのキャラが地なのかあくまで演技なのかがよくわからない。逆にそれがスゴイところなのかも。後

任の裁判官役の小日向文世はさすが、渋い演技をしていた。

しかし、エンターテイメントとして、あのラストだけがちょっと残念だった。見る者にカタルシスを味あわせてくれるような終わり方だったらよかったのに。それだけ現実の重みを受け止めてもらいたいという意図だったのだろうけど。

プログ『プタネコのトラウマ』のプタネコさんによる詳細なレピュ-はこちら。
http://buta-neko.net/blog/archives/2007/08/post_1379.html

こちらの本は映画の題材になったもの。だいぶ前に買っていたのだけど、映画を見てから読もうと思ってそのままにしていたので、これから読むつもり。

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2008.02.20

ネットカフェ

先日用事があって町へ出かけた際、時間があったので初めてネットカフェへ行ってみた。

何やら薄暗い店内。入会手続の後、パソコンとTVのどちらを希望するか訊かれ、パソコンを選択。個室へ案内してもらったのだけど、デスクと椅子があるだけの、想像以上に狭い空間だった。デスクの上にはPC一式が載っていた。椅子はやや大きめのリクライニング式。通路とはスライド式の板1枚で仕切られてるだけで、足は見える状態だった。

Netcafe0220

ゆったりとした椅子だったので、仮眠をとるくらいならできそうだったけど、さすがに一晩寝るのはきついだろうなあ。ちゃんとシャワー設備もあって、タオルも利用できるようになっていた。若者が、終電を逃したときとかに利用するのはいいかもしれない。

マンガでも読もうかと思ってたのだけど、ネットをちょっと見て、雑誌を読んでたらすぐに時間がたってしまった。フリードリンクなのでコーヒーを2杯飲んだ。

基本的にはやっぱり若者向けの場所なんだろうなあ。自分のPCを持ってない高校生とかが安くPCを使えるのは便利だろう。オカダだったら落ち着いた雰囲気の喫茶店で本格的なコーヒーを飲む方がいいけど、人の視線が気にならない個室というのは魅力的だ。また時間があったら行くかもしれない。

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2008.02.14

入江の午後三時

週末、天気がよかったので、久しぶりにお気に入りの公園へ出かけた。風もなく、春を思わせるような陽気で、海も穏やかだった。

Irie02141

ふと見ると、たき火をしている人たちがいた。

Takibi02142

近づいていって訊いてみると、これから石焼きいもを作るのだという。たき火で石を焼いて、その石の中にいもを入れると、文字通り石焼きいもができるのだそうだ。

Isiyaki02143

石に入れて待つこと30分。オカダも御厚意に甘えて御相伴に与ったのだけど、アツアツでホクホクしていて本当に美味しかった。その他、塩をふってバターを塗ったじゃがいも、焼きリンゴも美味しかった。

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こんな風に石焼きいもが作れるなんて全く知らなかった。世の中には、人生の楽しみ方をいろいろ知っている人がいるものだなあ。

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いつしか陽は傾き、入江は茜色に染まっていた。思いがけず、いい休日になった。

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2008.02.05

クロッカス咲いたら

暦の上では立春。まだまだ寒く風は強いけど、柔らかな陽の光に、微かに春が感じられる。

寒いのでガーデニングもずっとお休みだったのだけど、久しぶりに見て回ったら、クロッカスの芽が出ていた。花が咲く春が待ち遠しいなあ。

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高橋源一郎さんが『週刊現代』1/26号に書いたエッセイ『おじさんは白馬に乗って』で紹介していたマンガ、青野春秋 『俺はまだ本気を出してないだけ』 小学館を読んでみた。

主人公のシズオは、自分探しのために40歳にして会社を辞め、しばらくしてマンガ家を目指し始める。家族は高齢の父と高校生の娘の2人。ハンバーガーショップで若者に混じってバイトしながらマンガを描き、出版社に原稿を持ち込んではボツにされ続ける。そんなとき、シズオはそっと呟く。「俺はまだ本気を出してないだけ」、と。

非常に身につまされるマンガだった。はっきり言ってシズオの姿はイタい。でも、40歳になって「自分探し」をしたくなったシズオの気持ちはよくわかる。高橋さんは、『「自分探し」をしてみても、結局のところ「なにかを探している自分」が見つかるだけだ』と書いているけど、それでもやっぱりシズオは探したくなったのだろう。ほとんどの人は、そう思ってもそのまま同じ場所に留まり続けるのだろうけど。

そしてオカダも自問せずにはいられない。はたして自分は、今まで本気を出したことがあっただろうか、と。

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