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2008.04.16

『米原万里の「愛の法則」』

米原万里 『米原万里の「愛の法則」』 集英社新書 を読んだ。この本には米原さんの4つの講演が収められている。

最初の「愛の法則」は、米原さんのお得意のテーマの一つで、男と女の性と愛を古今の小説や生物学の蘊蓄を傾けて面白おかしく語っている。

2番目の「国際化とグローバリゼーションのあいだ」では、アメリカ人のいうグローバリゼーションとは、自分たちの基準を押しつけることであり、日本人の思う国際化とは世界の基準に自分を合わせることだ、と日本の現状に警鐘を鳴らしている。

3の「理解と誤解のあいだ-通訳の限界と可能性」では、言葉とコミュニケーション、そして通訳ということについての非常に深い内容の話になっていて、とても勉強になった。同時通訳する前には専門用語を徹底的に勉強したりといった同時通訳の様子、大変さも興味深かった。

4の「通訳と翻訳の違い」では、どうしたら同時通訳になれるか、語学が出来るようになるか、ということについて語っていて、こちらもかなりためになる内容だった。

そして、前書きを生物学者の池田清彦さんが書いていて、この本は米原さんの追悼集のように感じられた。

コミュニケーションについて、非常に考えさせられた本だった。特に3の最後で、コミュニケーションについて語った言葉には胸をうたれた。

しかし、どう考えてもタイトルは本の全体を表していない。編集者には猛省を促したい、なんて、ただ言ってみたかっただけだけど。

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Comments

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