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2008.06.27

『戸村飯店青春100連発』

Bajil0627

すっかり映画熱に押されてガーデニング熱も治まった感じではあるけど、実用を兼ねてバジルを植えてみた。葉っぱから、手作りソーセージの匂いがする。そのうちスパゲティ・バジリコを作って食べたいなあ。

先日図書館に出かけて何冊か借りようとカウンターに行くと、係の人が新着の本にカバーをかけようとしているところだった。題名を見ると 瀬尾まいこの新刊の 『戸村飯店青春100連発』 理論社 だったので、ひったくるようにして借りてきて、一気に読んだ。

舞台は大阪の下町にある中華料理店「戸村飯店」。その次男で高2のコウスケと兄の高3のヘイスケとのお話。物語は、1章毎にコウスケの視点と兄のヘイスケの視点で代わる代わる語られていて、徐々に意外な事実が明らかになっていって、兄弟、家族について考えさせられる話だった。

この作品も、瀬尾さん独特の、悪い人が出てこない温かい世界。いかにも青春という感じでほのぼのと話が進んでいくのだけど、ラストは意外な展開になり、最後の場面は、「そうきたか、やられた」とついつい目が潤んでしまった。ちょっとドラマチックさに欠ける感じがしてやや物足りなかったので、是非とも続編を書いてもらいたいなあ。

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2008.06.18

『季節の中で』

前エントリーの 『こんな映画が、』 で紹介されている映画の中から選んで見てみた映画が、『季節の中で』という映画。べトナム出身のアメリカ人監督トニー・ブイが、ベトナムの都会(サイゴン?)を舞台にして作った映画。

この映画は、蓮の花の売り子と病に冒されて家に閉じこもっている沼の主、娼婦とシクロ(人力車の自転車版)の運転手、戦争中にベトナム女性との間に産まれた娘を捜す米兵、モノ売りをしているストリートチルドレンと、様々な人たちが懸命に生きていく姿を描いている。

冒頭の、蓮の花が咲く緑の沼のシーン、そしてDVDのジャケットにも使われている、火炎樹の赤い花が咲き誇るシーンはもちろんのこと、猥雑な都会の雑踏、下町の風情と、全ての映像が色彩豊かで、美しかった。

吉野さんも「それぞれが美しく生きる、生きるということは美しい。と言っているような映画」と書いていて、まさにそのとおりの映画だった。

オカダにとって初めてのベトナム映画。そこに映る風景には、ちょうど『ALWAYS 三丁目の夕日』の時代の日本のような、素朴で力強い雰囲気が感じられた。その一方、大多数の庶民あるいはストリートチルドレンと、高級ホテルに出入りするようなお金持ちとのとてつもなく大きな階層の差も描かれていて、胸に迫るものがあった。

間を置いてもう1度じっくり見てみたくなるような映画だった。オカダにとっては滅多にないことだ。紹介してくれた吉野さんに感謝。次はどれを見るか、楽しみだ。

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2008.06.13

『こんな映画が、』

もう週末。今週もあっという間だった、と、ここのところ毎週書いてるような気がする。気をつけないと、ずーっと流されてしまいそうだ。

Minibara06131

あまり手入れもしてないのに、ミニバラがきれいに咲いた。心に潤いを与えてくれるなあ。

吉野朔実 『こんな映画が、―吉野朔実のシネマガイド』 河出文庫 を読んだ。吉野さんはマンガ家。読書家で、『本の雑誌』にエッセイを連載していたこともある。

また、映画好きでもあり、映画館で年間80本以上見ているそうだ。映画好きが高じていろいろな媒体に映画評を書いていて、この本はそれらをまとめたもの。従って、文章の長さもいろいろだし、カラーのイラストがついているもの、モノクロのイラストがついているもの、ついてないものなど様々だ。

そして、吉野さんが映画を紹介する基準はというと、「こんなに面白いのにみんな知らないんじゃないだろうか?」というもの、「誰が見たって面白いはずだ!」というもの、「驚いた」もの、「面白かったのは私だけかも」というもの、さらに「見なくていいか」というものまでいろいろ。

最近結構映画を見ている割にはこれだ!という映画に当たってないので、なんかいい映画が出てないかなあと思ってこの本を読んでみた。合計100近い作品が紹介されているのだけど、「こんなに面白いのにみんな知らないんじゃないだろうか?」という基準で選んだのだろう、見たことも聞いたこともない作品が多い感じだ。これは、オカダが映画にあまり詳しくないせいあるだろうけど。

読んで、見てみたいなあと思う映画のページには付箋を貼っていったのだけど、結構な数になった。吉野さんの好みは、オカダの好みとは当然ながらちょっと違っていて、独特のセンスを感じさせるものばかり。新しい世界を垣間見せてくれそうな作品ばかりだ。

ということで、早速1本見てみたら、これが大当たり。その映画については、次回御紹介する予定です。

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2008.06.06

紫陽花

Ajisai0606

紫陽花の花が咲き始めた。花は季節の移り変わりに本当に正直に反応するなあ。こちらではもう5月末から梅雨入り。今年は長い梅雨になりそうだ。

もう週末。あっと言う間に一週間が終わった感じ。午後からは何か集中力が切れたので自転車で外回りに出た。今日はお天気がよく、本当に気持ちのいい一日だった。いつもなら夕方週刊文春を買いに本屋へ行くのだけど、もうそれもできないと思うととても寂しいなあ。

今晩はビールを飲みながらのんびり映画を見て、明日も天気がよさそうなので花の手入れでもすることにしよう。

あなたも良い週末を!

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2008.06.04

嗚呼、本屋が……

きのう、地元の本屋へ行ったら、シャッターが下りていて、貼り紙がしてあった。読んでみると、閉店すると書いてあった。なんですと???。いきなり閉店ですかぁ。当地は人口も減る一方だし、活字離れも着実に進んでいるようだし、経営的に楽ではないだろうなあと思ってはいたのだけど、それにしても突然だなあ。

いくらネットで簡単に買えるようになったといっても、地元に1軒も本屋がないなんて。町が衰退していくことの象徴的な出来事のような気がする。これも「御時世」ということだろうなあ。

今のところ、町が衰退していく様を静かに眺めているしかないのも事実だ。まだ諦めてはいけないと思いつつも、これといって妙案も浮かばないしなあ。

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