『戸村飯店青春100連発』
すっかり映画熱に押されてガーデニング熱も治まった感じではあるけど、実用を兼ねてバジルを植えてみた。葉っぱから、手作りソーセージの匂いがする。そのうちスパゲティ・バジリコを作って食べたいなあ。
先日図書館に出かけて何冊か借りようとカウンターに行くと、係の人が新着の本にカバーをかけようとしているところだった。題名を見ると 瀬尾まいこの新刊の 『戸村飯店青春100連発』 理論社 だったので、ひったくるようにして借りてきて、一気に読んだ。
舞台は大阪の下町にある中華料理店「戸村飯店」。その次男で高2のコウスケと兄の高3のヘイスケとのお話。物語は、1章毎にコウスケの視点と兄のヘイスケの視点で代わる代わる語られていて、徐々に意外な事実が明らかになっていって、兄弟、家族について考えさせられる話だった。
この作品も、瀬尾さん独特の、悪い人が出てこない温かい世界。いかにも青春という感じでほのぼのと話が進んでいくのだけど、ラストは意外な展開になり、最後の場面は、「そうきたか、やられた」とついつい目が潤んでしまった。ちょっとドラマチックさに欠ける感じがしてやや物足りなかったので、是非とも続編を書いてもらいたいなあ。


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