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2008.07.04

『吉原手引草』

もう7月。今日は暑かった。昨日は2度もスコールのような、文字通りバケツをひっくり返したような雨が急に降り出して、すぐやんだ。ほんとに変な天気で、なんか南の島のような気候だった。これも温暖化のせいだろうか。

Asagao0702

暑くなったせいか、アメリカアサガオの花が咲き始めた。これは、去年咲いたアサガオの花からこぼれた種が、自然にを芽を出したもの。やっぱり生命力というのは偉大なものだなあ。

そして先日、図書館で借りてきた 松井今朝子 『吉原手引草』 幻冬舎 という本を読んだ。この本が直木賞を受賞したというのを知っていたので、何となく手にとってみた。

物語は、とある男が葛城という花魁の事件について様々な関係者に話を訊いて回る、という形で進んでいく。そもそもその男が誰なのかも明かされないまま、少しずつ事件の全容が明らかになっていく。そして、思わず唸ってしまうような結末が待っていた。

これは本当によくできたミステリーだった。そして当然ながら時代小説でもあり、タイトルどおり「吉原」というシステムについての親切な入門書でもあった。さらに、舞台が舞台だけに、非常にエロティックなところもあり、男と女の恋の駆け引きの様子などは、十分現代にも通じるところがあり、読み応えたっぷりだった。

この前読んだ『戸村飯店青春100連発』とは全く違って、まさに大人向けの内容で、充実した時間を過ごすことができた。これを読んだら、吉原を舞台にした映画を見たくなった。

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