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2008.08.28

『こんな日本でよかったね─構造主義的日本論』

内田樹先生は9月12日までフランスに滞在中だそうで、その間ブログが読めないのはとても寂しい。学生の短期留学の引率とは、何とも御苦労なことだと思うけど、世間のしがらみから開放されて、外から日本を眺めることができるというのも得難い時間だろう。オカダも外国のどこかで1ヶ月くらいのんびり過ごしたいと思うけど、リタイアするまでは無理だろうなあ。

先生のブログが読めないので、かわりに『こんな日本でよかったね─構造主義的日本論』バジリコ を読んだ。この本は、先生がブログに書いたものの中から編集者が編んだもの。いずれもブログで読んだことのあるものばかりだけど、やはり面白いし、とてもためになる。

それにしても世の中にはいろんな人がいるもので、先生のブログにほぼ毎日長文のエントリーがアップされているところから、エントリーはゴーストライターが書いているに違いない、と自分のブログに書いてる人がいた。なかなか面白いことを考えつくものだなあ。

と思っていたら、まえがきに、『ご賢察のとおり、「内田樹」にはきっとゴーストライターがいるに違いありません。』と書いてあって、笑ってしまった。

この本では、「教育、家族、国家」といったトピックについて書かれたものが集められている。北京オリンピックを通じて垣間見た中国の姿と比べると、こんな日本でよかったね、と改めて思った。地球上の5人に1人は中国人なのだから、仲良くつきあっていきたいものだけどなあ。

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2008.08.21

『東京バンドワゴン』

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あまり日当たりのよくない場所だけど、ニチニチソウが元気に咲いている。お盆休みはあっと言う間に終わってしまった。本を読んだり映画を見たり、オリンピックを見たりプールにも行ったりと、本当にのんびり過ごすことができた。

休みの間に、ネットの友人のすすめで、小路幸也 『東京バンドワゴン』 集英社 という本を読んだ。タイトルも作者についても全然知らなかったけど、舞台が古本屋さんというだけでワクワクしてしまった。

最初に登場人物紹介があってその多さに一瞬びびったけど、読み進めたら全然苦にならなかった。そして、いい人ばかり出てくるので、とてもほっこりした気分になった。この感じは何かに似ていると思ったら、『時間ですよ』とか『寺内貫太郎一家』とかいった、TVのホームドラマと同じような味わいだった。

語り手が、もう亡くなっているおかみさんというのが独特で、お盆に読むのにぴったりだった。既に続編も2冊出ているようなので、読むのが楽しみだ。

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2008.08.13

『乳と卵』

毎日35度を超す猛暑。なんか夏バテしそうな感じ。なので友人と久しぶりに中華料理を食べに行く。エビのチリソースや酢豚、餃子など脂っ濃いものをがんがん食べて生ビールをごくごく飲む。これでエネルギーを補給した気分。それにしても、早く雨が降ってくれないと人間も干からびてしまいそうだ。

Chuuka

帰ってから 川上未映子 『乳と卵』 文藝春秋 を読む。句読点も改行も極端に少ない文章は最初読みづらかったけど、テンポがいいのですぐに慣れた。登場人物は、語り手の「わたし」と、40歳にして豊胸手術をしようと考える「わたし」の姉、そして初潮を迎えようとする不安等から、母に対して一切喋らず筆談で済ます娘の3人。作者は、登場する女性たちの内面を非常に巧く表現していた。それにしても、女性であることってつくづく大変だなあ。ものぐさなオカダにはとても勤まりそうにない。

今日からお盆休み。内田樹先生の夏休みは、傍から見ると十分忙しそうだ。オカダはひたすらのんびりしたい。と思いながら仕事をしているのは何故?

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2008.08.07

『スローライフ ―緩急自在のすすめ』

また海で読書。日曜午後だというのに人出が少ない。昔は江ノ島海岸並だったのになあ(笑)。市内に近い海水浴場がリニューアルしたことや、以前に比べて交通の便が悪くなったせいとかもあるだろうけど、淋しい限りだ。のんびりできていいことはいいのだけど。

で、今回読んだのは 筑紫哲也『スローライフ ―緩急自在のすすめ』岩波新書。月刊読書誌『図書』に「緩急自在のすすめ」と題して連載したエッセイをまとめたもの。従って、まとまりという点では欠けるところもあるけど、どれもなかなか興味深い話だった。

IT・グローバル化の進展で、人々はますます秒刻みの生活を強いられている。「ファスト」、早いことも大切だけど、ときには「スロー」な生活も大切だというのが筑紫さんの主張。なるほどと思わず膝を打った。「スローライフ」こそオカダが求めている生活なのだ。

とはいえ、全然実践できてない。それは、やっぱり仕事。仕事の量を自分でコントロールできないというのもあるし、残念ながらオカダは仕事が遅い。なんとかいろいろ工夫を重ねてはいるけど、持って生まれたテンポの遅さだけはどうしようもない。それでも、「お金持ちより時間持ち」を目標にして暮らしていきたいなあ。

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