『東京バンドワゴン』
あまり日当たりのよくない場所だけど、ニチニチソウが元気に咲いている。お盆休みはあっと言う間に終わってしまった。本を読んだり映画を見たり、オリンピックを見たりプールにも行ったりと、本当にのんびり過ごすことができた。
休みの間に、ネットの友人のすすめで、小路幸也 『東京バンドワゴン』 集英社 という本を読んだ。タイトルも作者についても全然知らなかったけど、舞台が古本屋さんというだけでワクワクしてしまった。
最初に登場人物紹介があってその多さに一瞬びびったけど、読み進めたら全然苦にならなかった。そして、いい人ばかり出てくるので、とてもほっこりした気分になった。この感じは何かに似ていると思ったら、『時間ですよ』とか『寺内貫太郎一家』とかいった、TVのホームドラマと同じような味わいだった。
語り手が、もう亡くなっているおかみさんというのが独特で、お盆に読むのにぴったりだった。既に続編も2冊出ているようなので、読むのが楽しみだ。
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Comments
のんびりできて読書も進んで充実した夏休みが過ごせてよかったですね。ほんのちょっと日常を離れることでぐんとリフレッシュできるんですから、やっぱりほどほどに休むということは必要なんですね。
そういえば最近日本の作家を読んでないような気が…(汗
でも『戸村飯店青春100連発』は読みましたよ。
面白かった!絶対こういう兄弟、ありそう!!
Posted by: ヤヤー | 2008.08.25 08:41 AM
ヤヤーさん、こんばんは。
ゆっくり休めたし、徐々に暑さも和らいでるので、これから秋に向けて調子を上げていこうと思ってます。やっぱり休息、気分転換は大事ですね。
ヤヤーさんは読書の幅がすごく広いですよね。こちらは逆に海外の作家を読んでないです。
『戸村飯店青春100連発』、面白かったですか。御紹介してよかったです。ホント、こういう兄弟実在しそうですよね。
Posted by: オカダ | 2008.08.25 05:47 PM