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2009.01.28

『シズコさん』

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日曜日の朝、目が醒めたら庭の隅っこに雪が残っていた。夕べ降ったらしい。御近所の花畑にもうっすら積もっていた。こちらで雪が積もるのは数年ぶり。

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車に積もっていた雪を集めて小さな雪だるまを作ってみたけど、雪だるまというより氷だるまだなあ。

その日のお昼に、『おつまみ横丁』に出ていたジャーマンポテトを作ってみた。不器用なオカダは、ものすごく久しぶりのじゃがいもの皮むきに大苦戦。弱火でじっくり炒めたのでさほど焦がさずにすんだ。塩胡椒で味付けしただけだけど、まあまあの味だった。友人にさっとおつまみを作ってふるまう、というところにまで到達するのは難しそうだなあ。

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そして、佐野洋子 『シズコさん』 新潮社 を読む。「シズコさん」とは佐野さんの母親のこと。年老いて認知症になり、老人ホームへ入れることになる。佐野さんはその母親が嫌いだった。子どもの頃優しくしてもらえなかったから。この本は、シズコさんの一代記なのだけど、ここまで書いて大丈夫かと思うくらい、母親や家族、親戚のことについて赤裸々に書いていて、物語は戦前の北京から始まり、大河ドラマのように壮大で重厚なストーリーとなっている。

読んで本当に圧倒された。戦前から戦後、現在に至る激しい時代の流れの中で、生き抜いてきた母親、母への屈折した思いを抱えながら生きてきた娘。二人の母娘関係というものはとても複雑だ。佐野さんの母に対する思いがあふれ出す様子には心打たれた。非常に読み応えのある本だった。

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2009.01.21

『食堂かたつむり』

小川糸 『食堂かたつむり』 ポプラ社 を読んだ。インド人の恋人にネコババされた主人公が、山間の田舎にある実家に帰り、物置小屋を借りて食堂を開く、というお話。その食堂では、1日1組のお客に限定し、お客の要望に最大限応えるというスタイル。

登場する料理が、地元でとれる山の幸、海の幸をふんだんに使っていて、すごく美味しそうだった。作者の、料理に対する強い愛情と造詣の深さが感じられた。

ストーリーも、料理を通じての母親やペットのブタ、様々なお客さまたちとの交流が描かれていて、しみじみと、また一面せつない気分になった。

この本を読んで、オカダも久しぶりに料理が作ってみたくなり、作ったのがこれ。

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ワカメといりこで出汁をとり、冷凍うどんを入れて茹でた。揚げはしょうゆとみりんで煮込んだ。お汁はちょっと辛く、逆に揚げは甘さが足りない感じだった。ご当地風にじゃこてんも入れてみた。食えないことはなかったのでよしとしよう(笑)。

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2009.01.16

『図書館ねこ デューイ』

仕事で使っているパソコンが壊れた。どうもハードディスクの調子が悪く、アクセスしたままフリーズすることが続いたので、交換してみたのだけど、今度は起動すらしなくなった(; ;)。元々CPUが不調だったのか、それともディスクを交換するときに壊してしまったという恐るべき2次災害のかよくわからないけど、非常にショック。何とか動かそうと悪戦苦闘してみたけど結局動かず。大接戦、延長戦の末結局負けてしまったピッチャーの気分。買ってからまだ4年足らず!なのに。最近はパソコンも値下がりしてるようだし、ひとつ新調するかなあ。

さて、ヴィッキー・マイロン著 『図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語』 早川書房 を読んだ。1988年、アメリカの小さな町の図書館の、図書館長のヴィッキーは、本の返却ボックスの中に子猫を見つけた。そしてヴィッキーは、その猫をデューイと名付け、図書館で飼うことにする。この本は、そのデューイが亡くなるまでの18年間のお話。

何よりもこれが実話だということに驚いた。図書館で猫を飼うなんてことが可能だというのがスゴイ。日本だったら考えられないだろうなあ。そしてデューイは、図書館ねこにふさわしい性格の猫だったそうだ。デューイが、図書館を訪れる人たちにいかに幸せな気分をもたらしたか、想像しただけでわくわくした。実際に会ってみたかったなあ。

一方、この本は著者のヴィッキー自身の物語でもある。貧困や病気、離婚など様々な問題と闘い、人生を切り開いていくヴィッキーの強靱さには感心させられた。デゥイーイがヴィッキーにもたらしたものも、また大きかったようだ。

猫好き、図書館好きの人には強くおススメできる本。

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2009.01.05

新春の御挨拶

みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますm(__)m。

今年のお正月は、お天気もよく暖かくて、新春と呼ぶに相応しい日々だった。予定どおりこれといった外出もせず、のんびりと家で過ごした。

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ビール党のオカダではあるが、正月なので金粉入りの日本酒を買って飲んでみた。久しぶりに飲むお酒もなかなか美味しい。

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昨日は今年初の図書館。玄関にお飾りが据えてあった。家にも未読の本が山ほどあるといいうのに、ついつい足を運んでしまう。

この正月に読んだ1冊が、夏目漱石の『吾輩は猫である』。内容についてはだいたい知っているけど、ちゃんと読んだことがなかったし、内田樹先生が以前「日本人の社会と心理を読み解くための20冊」に挙げていたので。

『草枕』のときと同じく、ピンとこない言葉が多く、その都度注記を見ているとなかなか進めないのと、全体が結構長いので読み終わりまでにかなり時間がかかった。それでも、さすがに古典と呼ばれるだけあって、登場人物たちの何とも言えない滑稽さと、当時の世相への諷刺とに溢れていて、とても興味深く読むことができた。漱石が今の時代を見たら、どう思うだろうなあ。

振り返ってみると、去年は、読んだ本の冊数より見た映画の本数の方が多い年だった。、今年はまた読書の方を増やそうと思っている。さて、今年はどんな作品に出会えるだろうか。

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