『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
仕事で市内に出かけたついでに、映画 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 を見てきた。アカデミー賞の作品賞にノミネートされたものの残念ながら受賞はならなかったけど、ネットでもすごく評判がいいようで、pokeさんのおすすめでもあり、原作がスコット・フィッツジェラルドの短編小説ということで、是非とも映画館で見たいと思っていたのだけど、うまく見ることができてよかった。映画を見るためだけに遠出しようという気にはあまりならないのだけど。
主人公のベンジャミンは、老人としてこの世に生まれ、若返っていくという、まさに数奇な人生を送る。年齢を重ねて、年をとりたくない、若返りたいと思う人は多いだろう。オカダもその一人だけど。でも、それが果たして本当に幸せなことなのか、いろいろ考えさせられた。ベンジャミン自身は、自分の人生をどのように感じていたか、幸福な人生だと受け取っていたのだろうか。特に、愛する人と子どものことについて。
アカデミー賞のメイクアップ賞、視覚効果賞を受賞しただけあって、主演のブラッド・ピッドがだんだん若返っていく様子と、ケイト・ブランシェットが年齢を重ねていく様子は、素晴らしいの一言。
また、美術賞を受賞しただけあって、全編にわたって美しい映像が映し出される。光と影、色彩に対するこだわりがすごいと思った。日本映画も見習ってもらいたいなあ。
音の方も、セリフがクリアで聞きやすく、効果音も丁寧に録音されていた。戦争のシーンではかなり迫力のある音が楽しめた。
現実の時間を忘れて映画の中の時間に浸りきってしまっていて、エンドマークが出たときに現実に引き戻された。上映時間が167分とかなり長かいことも、全然気にならなかった。まさしく自分のとは全く別の人生を味わうことができた。現実にはありえない設定の人の一生を、非常にリアリティ溢れる映像で見せてくれて、とてもいい映画だった。
ところで、オカダが見に行った日はちょうど女性サービスデーに当たっていて、女性の観客が多く、座席はギッシリ埋まっていて、久しぶりに窮屈な思いをしながら見た。フライドポテトでも食べながら長時間を乗り切ろうと考えていたのだけど、両脇の人が気になって食べずに終わった。まあ、こういうのも映画館で見ることの味わいの一つだなあ。


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