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2009.03.27

『おくりびと』

おとといは久しぶりの飲み会。一次会、二次会と、結局1時過ぎまで飲んだ。それほど量を飲んだつもりはなかったのに、翌日は二日酔いで気分が悪く、仕事を午前中で早退して、ずっと寝ていた。あんまりお酒に強い方ではないオカダは、いつもはビール中心で程々に飲んで、翌朝はちょっとアルコールが残っているかなという程度に抑えているのだけど、今回は大失敗。丸一日を棒に振ってしまった。長い人生、たまにはこういうこともあるよなあ(^_^;。

さて、映画『おくりびと』のDVDを見た。最近買うのは専らブルーレイディスクで、DVDは買わないのだけど、ブルーレイが出るのはまだまだ先だろうし、レンタルもなかなか借りられないだろうし、『アカデミー賞』という他国の商業的権威に疑問はあるにしろ受賞の御祝いという意味(おおげさ)も兼ねて、予約注文した。洋画のブルーレイだとAmazonでも4千円弱するので、3千円弱という値段はすごく安く感じた。DVDは全般にアメリカと比べるとかなり高いけど、市場規模が小さいから仕方ないのだろうなあ。

映画は、評判に違わず良かった。非常によくまとめられていて、きっちり丁寧に作り込まれていたと思う。久石譲さんの音楽もよかったし。途中目頭が熱くなるシーンもあって、見終わってカタルシスを得ることができた。

本木雅弘は、『シコふんじゃった。』もそうだったけど、ちょっとコミカルな面もある役柄を演じるのがうまいと思った。『シコふんじゃった。』の頃と変わらず鍛えられた胸の筋肉もかっこよかった。広末涼子も、昔と変わらず透明感、清潔感に満ちていて、コケティッシュな部分もすごく良かった。

何より、この映画の舞台となった、ヤヤーさん の住む酒田という土地の、鳥海山を見上げる風景の美しさが強く印象に残った。映画のように、地吹雪の中をクルマで走ってみたい、というのはもちろん冗談だけど。

しかしこのDVD、Amazonのレビューによると、劇場公開版からカットされた部分、差し替えられたところがあるそうだ。それがホントなら、ブルーレイディスクは是非劇場公開版を収録してもらいたい。そしたらそっちも買ってしまうだろうなあ。

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2009.03.18

『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

先週末は、以前買っていた、テレビキャスターの福留功男さんが書いた 『はやいうまいが僕の味―トメさんの料理ノート』 文化出版局 という本の中から、「カキのオリーブオイル焼き」というのを作ってみた。

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片栗粉でまぶしたカキをオリーブオイルで焼くだけだから超簡単、と思って作って食べてみたら、まだほとんど生焼けで、しかも塩コショーが全然利いてなくてまずかった。オカダは鍋やフライのカキは大好きだけど、生のはあんまり好きじゃはない。それで仕方なくもう一度焼いてみたのだけど、やっぱりもうひとつだった。中火でもっとじっくり焼くべきだったんだろうなあ。今回は完全に失敗。またいつかリベンジすることにしよう。今週末は料理をお休みするかも(笑)。

西原理恵子 『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 理論社 を読んだ。買って読もうと思っていたのだけど、たまたま行った最寄りの図書館の新刊コーナーにあったので速攻で借りてきて一気に読んだ。

この本には、西原さんの子ども時代のことから始まり、東京で美大生だった頃のこと、そして漫画家になってからのギャンブルやFX投資のことなどが、「お金」という視点から描かれている。どれも印象的な話ばっかりだけど、特に貧乏だった子ども時代の話はもの凄く衝撃的だった。

そして、いくつもの修羅場をくぐり抜けることによって編み出された西原さんの「お金」にまつわる人生哲学は、「お金とは人間関係のことでもある」、「自分でお金を稼ぐということは、自由を手に入れることでもある」等々、とても重くて深いものだ。

まさに今という時代にピッタリの本だった。「自分がやりたいことがわからない」人へのヒント、働くということは、などいろいろ参考になる部分がてんこ盛りで、すごくためになる内容だった。

オカダの子どもの頃は、貧乏というほどではないにせよ、まわりの同級生に比べて裕福な方ではなかった。そのせいもあってかオカダの金銭感覚は、どっちかというと「ケチ」な方だと思う。でも、高くても欲しいときには使うし、最近ちょっとムダ使いが多くなったかなあとちと反省。「お金」とのつきあい方もまだまだ模索中といったところだ。

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2009.03.13

『街場の教育論』

きのうようやく確定申告の手続が終わった。これに費やした時間は合計25時間。去年より1日早く終わったけど、時間が多くかかってしまった。もっと効率化できるように考えないとなあ。

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さて、先週末作ったのは八宝菜。今回は中華に挑戦、というほど大げさなものではないのだけど。そういえば、村上春樹は中華料理が嫌いだったなあ。

何とか順序よくできたけど、味がちょっと物足りなかった。途中味見した段階ではいい塩梅だったのだけど、出来上がって実際に食べてみると物足りなく感じるというのは、味見がちゃんとできてなかったということだなあ。

毎週の料理、ほぼ習慣化できたけど、作らなきゃいけないと考えるとちょっと心理的負担になる。料理が楽しいと思えるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうだなあ。

長らく積ん読状態だった、内田樹先生の『街場の教育論』ミシマ社をようやく読み終えた。この本は、2007年度の神戸女学院大学の大学院「比較文化・文学」での講義録を編集したもの。「まえがき」にも書いてあるとおり、2007年前半は安倍首相のもと教育改革の議論が喧しかったけど、今や金融危機の陰に隠れて見向きもされていない有様だ。

さすがは内田先生、目から鱗が落ちるような内容が山盛り。「教育の根本的改革は不可能である」、「教育はビジネスではない」、「『今ここにあるもの』とは違うものに繋がること。それが教育というものの一番重要な機能」等々。「教育は惰性の強い制度である」なんてことを、これほど正面切って主張した人を寡聞にして知らない。誰も指摘しないことを、こういう風にズバッとえぐり取るのは先生の真骨頂だなあ。

村上春樹好きの先生らしく、「第7講 踊れ、踊り続けよ」では、「羊男の教えること」として、『ダンス・ダンス・ダンス』の一節が引用され、メンターというものの機能について説明されていて、なかなか面白かった。

先生はまさに博覧強記、縦横無尽に筆が走るという感じ。知的興奮を味わえる、という点においてこの本は非常に優れていると思う。オカダも、物事を斜めや裏から見ることを心掛けよう。

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2009.03.06

『ポトスライムの舟』

先週末、再び「5分で出来ちゃう♪ミートソース」を作った。今回はちゃんとバルサミコ酢とハチミツを用意した。2度目だから、やはり5分とはいかないけど手順もわかってるので、1つ工程をとばしそうになった(笑)以外はほぼ順調に作れた。で、味の方は、用心してバルサミコ酢を少ししか入れなかったので、この前とさほど違いがわからなかったけど、前と同様それなりに美味しかった。

さて、津村記久子 『ポトスライムの舟』 を読んだ。第140回芥川賞を受賞した作品。ちなみにオカダは『文藝春秋』 3月号で読んだ。単行本を買うより安いし、選考委員の選評も読めるので、気になる受賞作のときは買うことにしている。

作品は、作者とほぼ同じ30歳くらいの女性が主人公で、工場で働く契約社員。時間が空くのがいやで、夜は友人のカフェの手伝い、土日はパソコン教師のアルバイトをいている。奈良の実家で母親と二人暮らし。

これといった事件が起きるわけでもなく、まさに半径1メートルの小説という感じではあるけど、このくらいの年齢の女性の生態というものがわかって、それなりに興味深く読めた。え、もう終わり、という感じの長さで、もう少し読みたいと思った。確かに文章力、描写力は高いと感じた。

時間が空くのがいやで夜も土日もアルバイト、という感覚は、なまけもののオカダにはちょっと新鮮だった。

最初、タイトルを『ポストライムの舟』かと思ってたら違っていて、ポトスライムは観葉植物のポトスの一種で、葉っぱ全体が明るいライム色とのこと。実物はまだ見たことないなあ。

小川洋子さんは選評で、「津村さんはこれからどんどん書いてゆくだろう。それは間違いないことであるし、一番大事なことである」と書いていた。これからどういう作品を書いていくのだろう。小川さんのようにコツコツ作品を書き続けていくだろうか。

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