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2009.03.13

『街場の教育論』

きのうようやく確定申告の手続が終わった。これに費やした時間は合計25時間。去年より1日早く終わったけど、時間が多くかかってしまった。もっと効率化できるように考えないとなあ。

Hapousai0312

さて、先週末作ったのは八宝菜。今回は中華に挑戦、というほど大げさなものではないのだけど。そういえば、村上春樹は中華料理が嫌いだったなあ。

何とか順序よくできたけど、味がちょっと物足りなかった。途中味見した段階ではいい塩梅だったのだけど、出来上がって実際に食べてみると物足りなく感じるというのは、味見がちゃんとできてなかったということだなあ。

毎週の料理、ほぼ習慣化できたけど、作らなきゃいけないと考えるとちょっと心理的負担になる。料理が楽しいと思えるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうだなあ。

長らく積ん読状態だった、内田樹先生の『街場の教育論』ミシマ社をようやく読み終えた。この本は、2007年度の神戸女学院大学の大学院「比較文化・文学」での講義録を編集したもの。「まえがき」にも書いてあるとおり、2007年前半は安倍首相のもと教育改革の議論が喧しかったけど、今や金融危機の陰に隠れて見向きもされていない有様だ。

さすがは内田先生、目から鱗が落ちるような内容が山盛り。「教育の根本的改革は不可能である」、「教育はビジネスではない」、「『今ここにあるもの』とは違うものに繋がること。それが教育というものの一番重要な機能」等々。「教育は惰性の強い制度である」なんてことを、これほど正面切って主張した人を寡聞にして知らない。誰も指摘しないことを、こういう風にズバッとえぐり取るのは先生の真骨頂だなあ。

村上春樹好きの先生らしく、「第7講 踊れ、踊り続けよ」では、「羊男の教えること」として、『ダンス・ダンス・ダンス』の一節が引用され、メンターというものの機能について説明されていて、なかなか面白かった。

先生はまさに博覧強記、縦横無尽に筆が走るという感じ。知的興奮を味わえる、という点においてこの本は非常に優れていると思う。オカダも、物事を斜めや裏から見ることを心掛けよう。

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Comments

オカダさん おはようございます。

色鮮やかな野菜炒め♪と思ったら、なんと八宝菜!
八宝菜って具材も調味料も多くて大変なイメージです。それに挑戦なさるとはw(゚o゚)w

>作らなきゃいけないと考えるとちょっと心理的負担になる。

せっかく主婦じゃないんですから、作りたいときに作りたいものだけを作ったらいいですのに~。そのほうが楽しそうです。
・・・といいつつ、私は毎週料理ネタを見たいので、言ってること矛盾しますけど。

「知的興奮を味わえる」ってすごくいいですねー。ワクワクする感じです。
内田先生の本ってファンが多いですよね。私も早いとこデビューしないと。

Posted by: ciao* | 2009.03.14 at 09:15 AM

ciao*さん、こんばんは。
八宝菜といっても具材は8種類も使わず手抜きして作りました(笑)。

>作りたいときに作りたいものだけを作ったらいいですのに~
考えてみたら、そのとおりですね。無理して毎週作ることもないですね。これからは作りたいときに作ることにします。料理ネタも随時ということで、ご勘弁下さい(^_^.)。

内田先生、とうとう政治家にまでファン層が広がったようです。
『疲れすぎて眠れぬ夜のために』角川文庫なんかはブログを編んだんもので比較的読みやすいと思いますよ。図書館で探してみてください。

Posted by: オカダ | 2009.03.16 at 06:20 PM

オカダさん、こんばんは。
料理も確定申告も、またどんなものでも‘ねばならぬ’ものは憂鬱ですよね~いずこも同じです。でも、‘ねばならぬ’がないとちっともやらない私です。難しいですね^^;

内田先生の『街場の教育論』読まれたのですね~私はまだなので、楽しみです。内田先生の本はいつもいろいろな示唆に富んでいて、なかなか読みくだらないこともありますが、時間が経つにつれて深く胸にしみこむ感じが気に入っています。最近お疲れ模様なのがちょっと心配ですが。。

Posted by: Poke | 2009.03.17 at 07:24 PM

Pokeさん、こんばんは。

>料理も確定申告も、またどんなものでも‘ねばならぬ’ものは憂鬱ですよね~いずこも同じです。
ほんとですよね。料理も‘ねばならぬ’ことになってきたらあまりやりたくなってしまいました。おおげさに言うと、「モチベーション」をいかに保つかってことなんでしょうね。

>でも、‘ねばならぬ’がないとちっともやらない私です。難しいですね^^;
全く同じです。締切がないことって特にそうですよね。

内田先生の本は、難しいところ、腑に落ちないところもいっぱいあるんですが、それでも何かしら心の栄養になっているような気がします。

先生は、「仕事は忙しい人に頼め」というビジネスの鉄則どおりの状況ですね。なかなかゆっくりできそうにないところがお気の毒ですね。

Posted by: オカダ | 2009.03.18 at 06:46 PM

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