« 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | Main | 『街場の教育論』 »

2009.03.06

『ポトスライムの舟』

先週末、再び「5分で出来ちゃう♪ミートソース」を作った。今回はちゃんとバルサミコ酢とハチミツを用意した。2度目だから、やはり5分とはいかないけど手順もわかってるので、1つ工程をとばしそうになった(笑)以外はほぼ順調に作れた。で、味の方は、用心してバルサミコ酢を少ししか入れなかったので、この前とさほど違いがわからなかったけど、前と同様それなりに美味しかった。

さて、津村記久子 『ポトスライムの舟』 を読んだ。第140回芥川賞を受賞した作品。ちなみにオカダは『文藝春秋』 3月号で読んだ。単行本を買うより安いし、選考委員の選評も読めるので、気になる受賞作のときは買うことにしている。

作品は、作者とほぼ同じ30歳くらいの女性が主人公で、工場で働く契約社員。時間が空くのがいやで、夜は友人のカフェの手伝い、土日はパソコン教師のアルバイトをいている。奈良の実家で母親と二人暮らし。

これといった事件が起きるわけでもなく、まさに半径1メートルの小説という感じではあるけど、このくらいの年齢の女性の生態というものがわかって、それなりに興味深く読めた。え、もう終わり、という感じの長さで、もう少し読みたいと思った。確かに文章力、描写力は高いと感じた。

時間が空くのがいやで夜も土日もアルバイト、という感覚は、なまけもののオカダにはちょっと新鮮だった。

最初、タイトルを『ポストライムの舟』かと思ってたら違っていて、ポトスライムは観葉植物のポトスの一種で、葉っぱ全体が明るいライム色とのこと。実物はまだ見たことないなあ。

小川洋子さんは選評で、「津村さんはこれからどんどん書いてゆくだろう。それは間違いないことであるし、一番大事なことである」と書いていた。これからどういう作品を書いていくのだろう。小川さんのようにコツコツ作品を書き続けていくだろうか。

|

« 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | Main | 『街場の教育論』 »

Comments

オカダさん こんにちは。

直木賞の作品はたまに読みますが、芥川賞のってほとんど読んだことないです。
これは同年代みたいですし、淡々としたストーリーぽくて興味わきました。メモっときます。
私もオカダさんに言われるまで、ポストって読んでました。
なるほど、観葉植物のポトスですか。

そして2度目のミートソース。
「用心して」って!! ぷぷぷ。またもや笑いました♪
でもバルサミコって、ほかにどう使って消費なさいますか?
私もたまにバルサミコが材料にある料理を作りたくなることがありますが、
絶対他に使わないだろうと思って、結局やめてしまいます。

Posted by: ciao* | 2009.03.07 at 11:54 AM

ciao*さん、こんばんは。
この作品、淡々としたストーリーですが、それなりに面白いです。
芥川賞の方がより新人賞っぽいので、新しい作家をいち早く読めるというのはあります。

バルサミコ、食べるのも初めてなので、おっかなびっくりでした。確かに、今のところ他に使い道がありません。そこまでは全然考えてませんでした(^_^;。ミートソースを何度も作るしかなさそうです。思いとどまるとは、毎日料理作ってるciao*さん、さすがですね。

Posted by: オカダ | 2009.03.09 at 06:15 PM

オカダさん、こんばんは。バルサミコに挑戦してますね~
>用心してバルサミコ酢を少ししか入れなかったので、

その使い方は正解だと思います。入れすぎて元に戻れなくなって苦労した経験があります。ステーキやハンバーグを焼いた後のフライパンに、バルサミコやにんにく、醤油、バターなどをいれて煮詰めてソースにすると美味しいです。少しずつ入れて味見をすると失敗が少ないと思います。

津村さんの本、私は『カソウスキの行方』を読みました。なかなか面白かったのですが、読んだタイミングが悪すぎでした。井上荒野さんワールド全開の直後でしたので^^;
ところで、井上さんの初期の作品を読んだのですが、現在と随分違っていてびっくりしました。題材にしていることはあまり変わらないのですが、文章がぜんぜん違うのです。断然今のほうがいい感じでした。。

Posted by: Poke | 2009.03.10 at 06:07 PM

Pokeさん、こんばんは。

>入れすぎて元に戻れなくなって苦労した経験があります。
味も匂いも強烈みたいですからね。
なるほど、ソースですか。今度試してみます。

>少しずつ入れて味見をすると失敗が少ないと思います。
なるほど、大事なことですね。

「カソウスキの行方」、Amazonで見てみましたが、これも面白そうですね。多分この本も同じような味わいの内容だと思います。今度読んでみます。

本を読むタイミングって重要ですよね。同じ本を読んだとしても、受け取り方が全然違ってくるでしょうし。

井上さん、初期のものとはそんなに違いましたか。それだけ文章がこなれてきたということなんでしょうね。

Posted by: オカダ | 2009.03.10 at 06:37 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84752/44261623

Listed below are links to weblogs that reference 『ポトスライムの舟』:

« 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 | Main | 『街場の教育論』 »