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2009.08.28

『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』

今週の初めは急に冷え込んで驚いた。その後また残暑が戻ってきたけど、朝晩は涼しくなった。もう夏も終わり。今年は本当に冷夏だったなあ。

最近は内田樹先生と同じく、夜寝る前に映画を見るのがすっかり日課となってしまった。その分本を読む時間が減ってしまって、これでいいのかという気がしないでもないけど、まあいいことにしておこう。

そして夕べ見たのが、少し前にWOWOWで放送された『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』という映画。普通のラブストーリーかと思ってたら、年老いた夫婦が主人公で、妻がアルツハイマーになり施設に入る、という話だった。愛する人が自分のことを忘れてしまったらという、何ともやるせない、極めて現代的なテーマだった。

ストーリーは夫の視点で進んでいくのだけど、どうも男性に手厳しい感じだと思ったら、監督はサラ・ポーリーという女優で、その初監督作品とのこと。

カナダで製作された映画で、お子さま向けのハリウッド映画とは違う、大人のための映画で、とても満足度の高い内容だった。その後の展開を想像させる、余韻を残すエンディング、そしてニール・ヤングの歌も印象的だった。

カナダの雪景色も綺麗だったけど、何と言っても妻役のジュリー・クリスティの美しいこと。撮影当時65歳くらいだろうけど、非常にエレガントだった。

それにしても、原題に日本語をくっつけたタイトルはもう一つという気がする。もっとセンスのいい邦題をつけられなかったのかなあ。

大人の鑑賞に堪える映画をお探しの方にオススメの映画。

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2009.08.21

『ガンジー』

お盆休みは家で、映画を見たり読書をしたりしてのんびり過ごした。そんな中、15日にはお墓参りへ。内田樹先生はよく「死者の声を聞く」ということを書いておられる。お墓の前で手を合わせながら、しばし今は亡き人たちのことを想う。そしてまた、オカダが死んだ後、このようにオカダの声を聞こうとする人がいるかどうか考えたりする。

Tourou0821

その夜は地域の盆踊り、翌16日には灯籠流しの行事が行われた。以前はそのまま海に流していたのだけど、海の汚染を防ぐため、灯籠を船に載せていったん沖へ運び、そのまま戻ってくる方式に変わってしまった。味気ないけど仕方がないなあ。

その休みの間に、映画 『ガンジー』 のブルーレイディスクを見た。全編で191分もあり、夜更かしして一気に見ようと思っていたのだけど、途中で猛烈な睡魔に襲われ、翌日に持ち越し。本編でも途中でインターミッションが入っていた。こんな長い映画を劇場で見るのは大変だったろうなあ。

物語は、若き弁護士のガンジーが、南アフリカで差別を受けるところから始まる。それに対してガンジーが抵抗運動を起こし、やがてインドに帰国して独立運動に関わることになる。映画は、ガンジーの生涯を、その人となりを中心に丁寧に描いていく。

これは1982年に製作された映画ということで、若干色彩が滲んだ印象を受ける場面もあったものの、非常にくっきりした美しい映像だった。動員されたエキストラの数も膨大だったそうだ。インドの風景もとても雄大で、まさに大画面で見るに相応しい映画だった。

「非暴力・不服従」運動を貫いたガンジーのような指導者がイラクやアフガニタンにいれば、現在の状況も変わっただろうけど、あのような人物は二度と現れないかもしれないなあ。

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2009.08.12

『ふつうな私のゆるゆる作家生活』

豪雨、台風、地震と、日本ではこのところ災害が続いている。まさか日食が災害を呼び起こしたわけではないだろうけど。災害に遭われて、命を落とされた方は、本当にお気の毒としか言いようがない。豪雨に流されて一生を終えるなんて、想像したこともなかっただろうなあ。

きのうの東海地方の地震は、震度の割には周期が短かったせいで木造家屋の被害が少なかったそうだ。pokeさんも被害がなかったそうでなにより。うちも家の耐震診断でも受けて対策をしておいた方がいいかも。

さて、益田ミリ 『ふつうな私のゆるゆる作家生活』 文藝春秋 という本が図書館にあり、「作家生活」というのに惹かれて読んでみた。作者は、イラストレーター、漫画家、エッセイスト。この本は、作家である自分の日常のあれこれを4コママンガで描いている。といっても1行を4コマに分けていて1ページに8コマ描いてあるということで、4コマで完結するいわゆる「4コママンガ」とは異なる。

書き下ろしでいろいろな話が書いてあるのだけど、中でも編集者との打ち合わせに関する話は面白かった。初対面の編集者と、喫茶店で作品の打ち合わせをするのだけど、なんかお見合いみたいにドキドキするらしい。実にいろいろなタイプの編集者がいて、中にはこの人とは仕事したくないタイプの人も出てくる。喫茶店では壁際の席が上席だそうで、その人の座る席によって相手が自分をどう見ているかがわかる、等々なかなか興味深かった。作家と編集者の共同作業によって作品が生まれるわけだから、その関係によって作品の出来も当然変わってくるだろうし。

また、作者がイラストレーターを目指し、会社を辞め実家を出て、大阪から上京する下りは、ちょっとほろりとさせられた。そういう決断があったからこそ今の作者があるんだろうなあ。

オカダは明日からお盆休み。今年は土日にかかるので、例年より1日早く休むことにした。のんびりできる人も、書き入れ時で忙しい人も、いいお盆をお過ごし下さい。

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2009.08.06

『ブーリン家の姉妹』

この週末、今シーズン初めて海へ出かけた。梅雨が明けたというのに、はっきりしない天気が続いているけど、この日は夜中に降った雨も上がり、夏らしい一日だった。

Beach0807

海の水は冷たく、海から吹く風も心地よかった。

そして夜は、友人から借りた映画『ブーリン家の姉妹』のBlu-ray diskを見た。その友人も最近シアタールームを完成させたばかりで、Blu-ray diskの再生装置も導入して映画のdiskを見まくっているという。オカダも部屋を見せてもらったのだけど、うちより広くて、最新の装置を設置していて、映像の点では明らかにうちより上なので内心穏やかではないのだけど(笑)、ちょくちょく遊びに行って見せてもらうことにしよう。

さてこの映画、16世紀のイングランドが舞台なのだけど、風景、お城の室内、登場人物の衣装などどれもが非常に美しく、まさに動く油彩画といった趣だった。その友人とも話したけど、日本人と欧米人とでは色彩感覚が全く異なるから、日本の映画は水墨画のようなものばっかりで、このような映画が撮られることはないだろうなあ。それは製作費だけの問題ではないような気がする。

ハイボールを飲みながらのんびり映画を見て過ごす夏の夜は快適だけど、ついつい夜更かししてしまって、朝早く起きて涼しいうちに花の手入れを、と思うばっかりで全然やれてないのが心苦しくもある(^_^;。

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