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2010.01.14

『「坂の上の雲」と日本人』

昨日からこちらにも寒波が押し寄せていて、最高気温が4℃、最低は-1℃。今朝は粉雪が舞っていたけど、全然積もるほどではない。かまくらを作るなんてことは夢のまた夢だなあ。それどころか雪ダルマも当分作ってないし。

Sakurasou0114

サクラソウの花が咲き始めた。花にとってはやはり雪など降らない方がいいのだろうけど。今年こそ根腐れしないようにしたいなあ。

今年最初に読んだのは、関川夏央 『「坂の上の雲」と日本人』 文藝春秋。だいぶ前に買ったまま積んでいたのだけど、スペシャルドラマ『坂の上の雲』の第一部の放送が終わったのを機に、ようやく読んでみる気になった。

この本は、月に一度、文藝春秋社の若手編集者有志にレクチャーしたものを手直しして、雑誌『文學界』に連載し、それを単行本にまとめたもの。全10章からなっていて、様々な視点から小説『坂の上の雲』についての解説を行っている。

最初の章では、主人公の一人がなぜ漱石ではなく子規だったのかと言う点について述べていて、非常に興味深かった。

また、『坂の上の雲』で司馬遼太郎が松山弁を縦横に駆使していることに触れ、伊丹十三に言及した箇所もあり、これまた興味深く読んだ。

あと、日露戦争で何故ロシア人捕虜が多かったのかについて書かれたところは、小説では全然触れられてないところだったので、勉強になった。松山にロシア人墓地があるのは知っていたけど、日本で始めて松山にロシア兵捕虜収容所が造られたことは知らなかった。

この本では当然ながら『坂の上の雲』をいろいろ引用したところがあるのだけど、「え、そんな文章あったっけ」と思うことが何度もあって、ちょっと焦った。読んだのはもう三年前だしなあ。

他にもあの時代の国際情勢など、非常にためになる内容の本で、今年の秋に放送されるドラマの第二部を見るのにも役立つだろう。ドラマはできれば続けて一挙に放送してもらいたかったなあ。小説の方も、そのうちもう一度読みたい。

この本を積ん読していた間に、文庫本が出た。しかも内田樹先生の解説付き。買うかどうか、未だに迷っている(笑)。

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Comments

オカダさん、こんばんは。
この本、内田先生がブログで紹介してましたね~
私はまだ読んでいませんが、面白そうですね。
文庫版、買っちゃおうかしら^^

>ドラマはできれば続けて一挙に放送してもらいたかったなあ。
私もそう思います!!
『白洲次郎』の時もそう思いました。また放送前に再放送したりして、それならそのまま放送してよ、とぶつぶつ言ってました^^;
『坂の上の雲』も読み返し始めているのですが、図書館の予約本に振り回されていてなかなか進みません。
結構前に読んだので、全然覚えてなくてショックです。。

Posted by: Poke | 2010.01.19 at 06:44 PM

Pokeさん、こんばんは。
文庫版、『坂の上の雲』を読み返しておられるのでしたら、なおさらお勧めです。小説を読むにあたってかなり参考になります。オカダも結局買ってしまいました。

ドラマ、様々な事情があってこういう形になったんでしょうけど、やっぱり何とかならなかったのかと思ってしまいますね。おそらく今年の第二部が放送される頃には第一部も再放送されるんでしょうね。僕も、第一部を録画したものを見直すのもそれくらいの時期になってしまいそうです。

>結構前に読んだので、全然覚えてなくてショックです。。
やっぱり忘れてしまいますよね。そういうものだと割り切るしかないですね。

Posted by: オカダ | 2010.01.20 at 06:40 PM

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