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2010.04.23

『1Q84 BOOK3』

このところ本当に雨が多い。気温も上がったかと思うと真冬並みに逆戻りしたりと、全く異常だなあ。体調管理がとても難しい。

『1Q84 BOOK3』を読んだ。さすがは内田樹先生、ちゃんとBOOK1と2を読み返してからBOOK3を読むそうだけど、オカダはついついそのまま飛びついてしまって、あれ、どうだったけ?、という場面に何度か遭遇してしまった。もしBOOK4が出るなら、そのときはちゃんと復習してからにしよう。

さてこのBOOK3、驚くべきことに「牛河」の章が独立して書かれている。つまり、天吾、青豆、そして牛河と、三人を対象として語られていくのだ。そしてこの巻では、1、2と異なり物語は非常にゆったりとしたテンポで進んでいく。その分、三人の内面に深く入り込んだ描写がなされている。村上春樹は、牛河のような人物も結構好きなんだろう。そこに村上春樹の人間観、世界観が色濃く投影されていると感じた。

例によって非常に重層的かつミステリアスな展開。普通のミステリーと同じようなハラハラドキドキする部分もあった。しかし、やっぱり様々な謎は回収されないまま。多分、BOOK4に続くのじゃないだろうか。そうだといいなあ。

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» 『1Q84 book3』 村上春樹 [趣味は読書。]
いつの間にかはぐれてしまったと思っていました。 自分自身の物語の中に迷い込んで 青豆さんと天吾くんを見失ってしまったと。 でも、この『book3』では、 なんと2人がついておいでと まるで手を差し伸べているような錯覚がありました。 振り返ることで、あいまいなものがより明確になり 不明瞭でただ恐れていたものに血が通う。 加わった牛河の章が、導いてくれました。 私がもっとも共感したのが、牛河だったからかもしれません。 この『book3』を読む前に読了した 百田尚樹さんの『モンスター』の影響もある... [Read More]

Tracked on 2010.05.07 at 06:27 PM

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