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2011.01.14

『これからの「正義」の話をしよう』

新年が始まり、毎日寒い日が続いている。今朝は車のフロントガラスが凍っていた。水拭きしたらまたすぐ凍ってしまった。エンジンをかけっぱなしにしたくはないけど仕方がないなあ。

去年ベストセラーになって、ずっと気になっていたマイケル・サンデル教授の 『これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 』 早川書房 を、「正月休みの課題図書」としてなんとか読み終わった。

アリストテレスからカント、そしてロールズまで、様々な哲学者の主張を紹介しながら、現代社会における「正義」について、いろいろな具体的問題についての考察を交えて論じていて、非常にハイブロウな内容で、非常に読み応えがあった。

この本を自家薬籠中のものとするには、少なくとも3回は精読して、関連図書もいっぱい読まないといけないだろうなあ。

そういえば、著者はコミュニティを重視する立場に立っていて、その点では内田樹先生の立場に近いようだ。

それにしてもこういう本がベストセラーになるとは、知的好奇心の強い人がもの凄くいっぱいいるということだろうなあ。

ちょうど1日、2日に教育テレビでこの授業の再放送があったので録画した。初回の始めの方だけちらっと見たけど、学生とのやりとりも多く、本よりわかりやすそうだった。少しずつ見ることにしよう。

この本を読んで、小林和之 『「おろかもの」の正義論 』 ちくま新書 がまた読みたくなった。

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2011.01.07

『街場のマンガ論』

みなさま、新年あけましておめでとうございますm(__)m
今年もよろしくお願いします。

今年は年末年始に寝込むこともなく、無事に穏やかな正月を迎えることができた。
2日に初詣に行き、おみくじを引いたら「吉」だった。ちなみに「おみくじ」を、よい順番に並べると、大吉、中吉、小吉、吉、半吉、末吉、末小吉、凶、小凶、半凶、末凶、大凶となるそうだ。今年もよい年になるといいなあ。

で、年末から年始にかけて読んだのが、内田樹先生の『街場のマンガ論』小学館。この本は、さまざまな媒体に発表したマンガ論のコンピレーション。まえがきに「マンガとの出会いをイノセントな多幸感のうちに経験できた」と書いてある。

これがまあ実に多岐にわたっていて、第1章は「井上雄彦論」、第5章は「宮崎駿論」。さすが、『サザエさん』から『SLUM DUNKK』まで、50年に及ぶマンガのヘビーリーダーだけのことはあって、非常に多彩な内容だった。

中でも、第6章「マンガ断想」の中の「『エースをねらえ』にさらに学ぶ」には、人生、幸福というものに対する深い洞見に満ちていて、とてもためになった。

先生曰く、幸福な人とは、快楽とは「いつか終わる」ものだということを知っていて、だからこそ、「終わり」までのすべての瞬間をていねいに生きる人のことだ。

今年はこの言葉を胸に深く刻んで、一瞬一瞬を大切に生きていきたい。

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