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2012.09.28

『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』

Asagao092801

暑さ寒さも彼岸までと言いながらも、日中はまだまだ暑い日が続いている。アメリカアサガオの花もまだ咲いている。そろそろかたづけようかとも思うのだけど、夜にぎやかな虫たちのごはんになっているようなので、躊躇している。

今日の内田樹先生のつぶやきで、村上春樹が領土問題についてのエッセイを朝日新聞に寄稿していたことを知り、早速読んでみた。春樹さんは、マラソンやトライアスロンに挑む肉体だけではなくて、「やれやれ」と言いながらも、決してへこたれない精神的タフさを持っているんだろうと思う。そういうタフさを発揮しなければやっていけない数多くの場面をくぐってきたからこそ、あのような文章が書けるんだろうなあ。

思うに、人間の身体が、食べ物を満足に食べられない状態が続くことにいまだに適応しているように、精神の方も、集団内では団結し、他の集団と争っていくことに適応しているのではないだろうか。人とケンカするのは簡単だけど、仲良くやっていくことはなかなか難しい。他国の文化に対して、そして理解の難しい他人に対しても、敬意を忘れないようにしていきたい。

さて、少し前に読んだ村上春樹 『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』 マガジンハウス について、忘れないうちに書いておこう。ご存じのとおり、『anan』に連載されたエッセイを収めたもの。

タイトルにもなった「サラダ好きのライオン」という比喩からして春樹さんらしいユーモアに満ちている。そして、人生についてのいくつかの鋭い達観が散りばめられていて、読んでいろいろ教えられた。隣国の人たちも、この本を読んでほっこりした気分になってくれたらいいのだけど。

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2012.09.14

『プロメテウス』

まだまだ残暑が続いている。ベゴニアは暑さにめげず咲き誇っている。暑さがこたえているせいか、夜10時30分頃には眠くなってしまうので、このところ映画は見ず、CDを1枚聴いて床に就くという生活が続いている。早く涼しくなってくれるといいのだけど。

そんな折り、たまたま市内に出かける機会があって、映画『プロメテウス』3D吹替版を見てきた。あの『エイリアン』の前日譚にして、リドリー・スコット監督初の3D作品ということで、これは是非とも映画館で見なくては、と思っていただけにラッキーだった。

この映画は、簡単に言うと、『エイリアン』と同じような、SFホラー映画という感じ。当然ながらエイリアンが出てきて、やはりものすごく気持ち悪かった。

で、前作同様ヒロインは凄絶な闘いに巻き込まれるわけで、非常に見ていてハラハラした。

3D効果については、奥行き感の表現中心で、非常に自然な感じだった。製作技術が進んでいる証だろう。もう少し飛び出すところも欲しかったなあ。

音響も、ものすごく迫力があって、劇場ならではのものだった。

エンターテイメントとしては、こういう映像を見られただけでも超ー非日常的な体験であり、十分満足感を味わえた。

ただし、いろいろな謎が明らかにされないままで、ややスッキリしない感も残った。もしかすると続編があるのかもしれない。

内田樹先生もツイッターで、この映画を見たとつぶやいていた。そして、僕と同じく主人公のエリザベス役が、スウェーデン版の映画『ミレニアム』のリズベット役だったノオミ・ラパスだったことに驚いていた。見た目が全然違うからなあ。

そういえば内田先生は、、『映画の構造分析』という本で『エイリアン』について論じていた。この映画についての論説も読みたいなあ。

この映画は、『エイリアン』が好きな人なら見て面白いと感じるだろうけど、そうでないならあまりお勧めし難い、見る人を選ぶ映画だと思う。

それにしても、内田先生が映画を劇場で見たのは去年の『コクリコ坂から』以来だったとは。やはり、ずっとお忙しかったんでしょうね。

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