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2013.02.01

『64』

Primula0201

あっという間に1月も終わり、今日から2月。寒さが厳しかった今週前半に比べて後半はやや暖かかったけど、まだまだ寒い日が続くのだろうなあ。

庭のプリムラ・ジュリアンの花が今年も咲いた。寒さにもめげず、結構丈夫で長持ちしてくれる。

今年最初に読んだ本は、横山秀夫『64』文藝春秋。横山さんの作品は、以前『陰の季節』、『半落ち』等を読んだことがあり、面白かった記憶がある。その横山さんの7年ぶりの新作が、各メディアでかなり評判が高いので読んでみた。

読み始めて、高村薫の合田雄一郎シリーズのような、濃厚な、一種息苦しさを感じるような味わいを感じた。どちらも警察官が主人公で、警察という巨大な組織の中での人間の有り様が描かれている点が共通している。

しかし、この作品では主人公は警察官だけど、刑事ではなくて広報官であるところに特徴がある。そして、それゆえにマスコミへの対応に苦慮する姿が、自身が元新聞記者だった横山さんだけに、非常にリアルに描かれていて、強く興味を惹かれた。

そして物語の軸になるのが、未解決の誘拐事件。この事件を巡って、様々な人物が入り乱れて動いていく様は、非常にサスペンスフルだった。

久しぶりに、そして新年1冊目に、読み出したら止まらない本に出会えた。今年は非常に幸先がいい感じだ。間違いなく傑作。一食抜いても是非。

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Comments

オカダさん、こんばんは。
わぉ~『64』読まれたのですね!!

私も読んでいたのですが、期間内に間に合わず泣く泣く返却したのです。
とても面白かったので、読みきりたかったのですが・・・。
私も横山秀夫さんの作品が大好きで、新刊を心待ちにしていました。
そうでしたか、やはり面白かったのですね~

>一食抜いても是非。

ふふふ、一食抜くのはイヤだけどこの本買うことに決めましたよ~

Posted by: Poke | 2013.02.04 at 06:24 PM

Pokeさん、こんばんは。

おお、途中まで読まれてたんですか。それは残念でしたね。

一食抜くかどうかはともかく、買ってじっくり読む、あるいは読み返してみる価値は十分あると思います。

ミステリーを読むのも久しぶりでしたが、大当たりでした。

Posted by: オカダ | 2013.02.04 at 06:51 PM

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