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2013.07.24

『そして、人生はつづく』

大暑を迎え、暑さの厳しい毎日が続いている。そんなおり、川本三郎 『そして、人生はつづく』 平凡社 という本を読んだ。

この本は、『東京人』という雑誌に2010年から2012年までに連載された「東京つれづれ日記」を中心に、その間に書いたエッセイ等が収められている。

川本さんの名前は、映画評論家として以前から知ってはいたけど、先日『マイ・バック・ページ』という映画を見て俄然興味を持った。2008年に奥様を亡くされ、以来一人暮らしを続けているという。

まえがきに「本を読む、映画を見る、音楽を聴く、町を歩く。一人ですることばかりだ。旅も大半は一人旅。これに、家事という新しい仕事が加わった。」とある。そして、様々な場所へ出かけていっては、その町を歩いている。その健脚ぶりが羨ましい。

この本に触発されて、オカダも久しぶりに町へ出た。電車を降りて歩いていると、暑さで溶けてしまいそうだった。評判の蕎麦屋で、天ぷら蕎麦を食べる。冷えた蕎麦が喉ごしに心地よかった。

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その後、いったん宿へ戻って昼寝。そして、「土曜夜市」という商店街のイベントを覗いてみることにする。最近は町の中心部の商店街もどんどん活気を無くしつつあるそうだけど、さすがにこのときはかなりの人出だった。

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地元のアイドルユニット、「ひめキュンフルーツ缶」が路上ライブをやっていて、周りはファンの若い男性の声援でスゴイ熱気だった。

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とある雑貨屋さんに入ってみると、片隅に本棚一つだけの「小さな本屋」が。とても微笑ましい感じだった。

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宿に戻り、ビル群の上に浮かぶ月を眺めながらビールを一杯。連日猛暑日が続いていて身体に堪えるなと思いながらも、いろいろ刺激を受けた一日だった。

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2013.07.05

映画『華麗なるギャツビー』

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一昨日、昨日と、一時的ではあったけど、まさにバケツをひっくり返したような雨が降った。今年の梅雨は空梅雨気味だったのに、ここまで降るとは。最近の天候は加減を知らない、などというのは人間の身勝手なんだろうけど。そんな中でも、夏の到来を告げるペチュニアが花盛りになっている。

そんなおり、村上春樹ファンとしては、一応押さえておかないと、ということで、映画館で『華麗なるギャツビー』を見てきた。

監督は、『ムーラン・ルージュ』や『オーストラリア』などのバズ・ラーマン。本来は、3D映画だそうだが、残念ながら最寄りの劇場では2D上映のみだった。

キャストは、ニックが『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイア。狂言回しの役回りとして真面目な好青年を演じていて、なかなか好演だった。

ジェイ・ギャツビーはレオナルド・ディカプリオ。ロバート・レッドフォードと比べると、俗っぽくて欲望にギラギラしている感じ(これは『タイタニック』のイメージにまだ引き摺られているせいだろうけど)で、こちらも悪くなかった。

一方、デイジー役はキャリー・マリガン。彼女に関しては、イノセントゆえの酷薄さ、がちょっともの足りない気がした。

圧巻は、ギャツビー邸で繰り広げられるパーティーのシーン。ゴージャスに着飾った大勢のセレブたちに、派手なパフォーマンスを見せるダンサーたち。一晩でいったいいくら浪費されたんだろうと、現実的な想像もしてみたりして。

また、デイジーの夫トム邸でのシーンも非常にゴージャスだった。

ストーリーは、原作にほぼ忠実な印象だけど、原作の持つ悲哀、ミステリアスさ、といったものからくる深みが、やや足りない気がした。

いずれにしても、見応えは十分だったので、原作が好きな人にはお薦め。

近いうちにロバート・レッドフォード版も見直してみたい。

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映画のパンフレット。

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