« March 2014 | Main | June 2014 »

2014.05.09

『女のいない男たち』

Suzuran0509


スズランの花が咲き、ゴールデンウィークも終わった。気がつけば2ヶ月もこのブログを更新していなかった。いろいろと慌ただしかったしなあ。

Umi0509


そのゴールデンウィークは、特に出かけることもなく、家でのんびりした。一日だけ、天気のいい日に近くの海へ行き、のんびり本を読んだ。

読んだのは、村上春樹の新作短編集『女のいない男たち』 文藝春秋。6つの短編が収められていて、うち4つは『文藝春秋』に掲載されたもの。「シェエラザード」が雑誌『MONKEY』に掲載されたもので、本のタイトルにもなった「女のいない男たち」は表題作として書き下ろし。

最初に「まえがき」と未読の2編を読み、後から『文藝春秋』に掲載されたものを読んだ。どれも村上春樹の短編らしい、メタファーとウィットに富んだ、味わいのあるものだった。

大きく分けると、比較的リアルなんだけどストーリーがやや特殊なもの「ドライブ・マイ・カー」などの系統のものと、幻想的、非現実的なもの「木野」などの系統のものがあって、そのどちらも読み応えがあり、もっと続きが読みたいと思わずにはいられなかった。

もちろん、最初から短編として書かれたものなのだから、「もうおしまい?!」と思うのは当然のことだ。謎が解明されないのも、意図してのことだろうし。

オカダはあまり短編小説が好きではないのだけど、村上春樹の作品だけは読んできていて、読む度ごとに短編小説もなかなか面白いものだなと思う。といって、他の作家のものを読もうとは思わないのだけど。

このぶんでいくと、来年あたりには次の長編小説が読めるかもしれない。今から楽しみにしておこう。

| | Comments (25)

« March 2014 | Main | June 2014 »