『ウェブはバカと暇人のもの 』
家の周りに満ちあふれていたキンモクセイの香りも、徐々に弱まってきた。だんだん秋が深まりつつあるのを感じる。
今週は、仕事で結構忙しかった。不況の折り、有り難いことではあるけど、気分的には早くリタイアしたいなあ、などと妄想してしまう。かといって毎日が日曜日というのも時間を持て余すかもしれないけど。
そんな折り、中川淳一郎『ウェブはバカと暇人のもの 』光文社新書を読んだ。著者はフリーの編集者で、インターネットのニュースサイトの編集もしていて、ネットでの情報発信に関するコンサルティングやプランニングも行っている。
注目を集めるためか、過激なタイトルがついているけど、中身は結構まともな、ビジネスでネットを利用したい人向けの内容だった。
Windows3.1の載ったPCで、様々な困難を乗り越えて初めてインターネットに接続したときの感動は今でも覚えているけど、あれから10年余の歳月が流れて、ネットは生活になくてはならないものにはなったけど、ただのツール、目的ではなく手段の一つになってしまった感がある。その現状が寂しくもあるけど、ユーザーであるこちら側もそれなりに成熟したということだろう。オカダも昔は趣味はパソコン、なんて言ってた時期もあったなあ。
この本の第5章のタイトルは、「ネットはあなたの人生をなにも変えない」。概ねそのとおりだろうけど、知り合いの結婚相手を見つけるためにその人のホームページを作って、それでうまくいった経験を持つオカダとしては、少しの可能性はまだ残っているように思う。でも、あの当時だからよかったけど、今だったらとてもできないだろうなあ。
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