『男おひとりさま道』
1月31日に放送された『NHKスペシャル「無縁社会」』を見た。NHKの調査によると、誰にも知られず、引き取り手もないまま亡くなる「無縁死」した人はで一昨年3万2千人いたという。
番組では、都会で「孤独死」した人を取材していたが、中には田舎に兄弟がいるにもかかわらず、生前全く交流がなく、経済等の理由でお骨を引き取ってもらえないケースもあった。
日本社会は、戦後「地縁」、「血縁」といった「縁」をどんどん断ち切る方向に進んできた。残された細い絆も、リストラや離婚といったことによって容易に切れてしまう、そういう孤立しやすい社会であることはことは間違いないだろう。それは、結局「みんな」が望んだからそうなったのだろう。
ちょうどその日、図書館で上野千鶴子 『男おひとりさま道』 法研 を借りてきたところで、早速読んだ。この本は、2007年にベストセラーになった『おひとりさまの老後』の男性向けのもの。でも、前著を補足する部分もあって、女性にも役立つように書いたそうだ。
人との繋がりがどんどん薄れていく中で、男はひたすら「社縁」にすがってきたわけだけど、定年退職によってその社縁も断ち切れてしまったら本当に孤独になってしまう。定年後に生き生き暮らすには、「社縁」以外の人間関係が重要だそうだ。
著者によると、「カネ持ちより人持ち」ということで、老後のおひとりさまを支えてくれるのは、「ユル友(ユルく、淡くつながっている)ネットワーク」だという。それは、常々内田樹先生が提唱されている新たなコミュニティ構想にも共通するものだろう。それによって、死後何日も発見されなかったということも防げるだろう。
オカダも「ユル友ネットワーク」を築くように努力しつつ、やっぱりひとりで生きていける「おひとり力」も身につけないとなあ。



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