松山市主催の「坊っちゃん文学賞記念イベント」が11月28日に衣山サンシャインという映画館であったので、行ってきた。
第1部は「坊っちゃん文学賞とは?」と題して「鳩よ!」の元編集長の大島一洋さんの坊っちゃん文学賞の選考に関する話だった。
続いて第2部は「がんばっていきまっしょいと過ごした夏」 と題して、TVドラマ『がんばっていきまっしょい』に主演した鈴木杏ちゃんと、ドラマのプロデューサー重松圭一さんのトークショーだった。インタビュアーはテレビ愛媛のアナウンサーで、原作の舞台となった松山東高出身の橋本利恵さん。
(そのときの様子が、テレビ愛媛で29日にニュースとして放送されたようで、その内容をテレビ愛媛のサイトで12月5日まで見ることができます。)
杏ちゃんは光沢のある黒の上下で登場。ふんわりとしたミニスカートに黒いブーツ、シルバーで縁に模様のあるシャツの裾をジャケットからはみ出させていて、おしゃれな感じだった。客席からは、かわいい!の声が。顔は、TVで見るほどふくらんでいなかった(笑)。
まずはドラマの初回の、桜の咲くお堀端のシーンや、杏ちゃんが自転車で走るシーンが
スクリーンに映され、アナウンサーが杏ちゃんに初めて訪れたときの松山の印象を質問。。海や山がきれいで、のんびりとした空気が漂う町だと思ったという答だった。それから、大変だったボート合宿の様子を話してくれた。初めて5人だけで漕いだときは、かなり恐かったそうだ。
そして、重松プロデューサー(以下、P)にとって一番思い出に残ってるシーンは、第2艇のラストの、悦ネエとダッコのシーンとのこと。ドラマのストーリーは、脚本家の金子さんと重松Pと監督(演出)の三宅さんと3人で考えたそうだが、このシーンについてはちょっとベタなシーンなので重松Pも自信がなかったそうだが、出来上がったそのカットの素晴らしさを見て、このドラマの成功を確信したという。そしてそのシーンが上映され、あの「友だちやけん」には、また目頭が熱くなってしまった。スクリーンを見上げている杏ちゃんも、目が潤んでいるように見えた。
さて杏ちゃんの一番思い出に残ってるシーンは、第9艇のラスト、全国大会の当日の朝、家で朝ごはんを食べるシーン。台本を読んで泣いてしまい、撮影時も涙が止まらず、台本が涙と鼻水でグシャグシャになってしまったそうだ。この場面で、ようやくお父さんと和解できたことも強く印象に残ったとか。重松Pによると、撮影時はスタッフも全員息をとめて見守っていたという。そのシーンが上映されると、再び杏ちゃんも泣いてしまっていた。
その後、事前に書いてもらった観客からの質問に答えるコーナーでは、杏ちゃんは悦っちゃんの「体当たり精神」を見習わなくちゃいけないと思ったと答えていた。悦っちゃんと、メンバーと共に過ごしたこの夏はとてもいい思い出になったとか。またボートを漕ぎたいのだけど、全然その機会がないとも。
重松Pは、続編を期待する声が大きいので、何らかの形で実現したいけど、メンバーはみんな多忙なので現状では難しい、という話だった。
そして重松Pが、DVDが来年の2月15日に発売になると宣伝。オカダが思わず「買うよー」と叫ぶと、杏ちゃんと重松Pが「ありがとうございます」と言ってこっちの方に頭を下げてくれて、なんだか嬉しかった。それまでにお金を貯めて、絶対買わないとなあ(笑)。
最後に、お楽しみ抽選会。5人が杏ちゃんのサイン入り色紙を、舞台上で直接杏ちゃんから手渡され、握手してもらっていた。360人中5人の確率で、オカダは残念ながら当たらず。
そして杏ちゃんは退場するときに、「みんなー、がんばっていきまっしょい」の掛け声をかけて、オカダも力一杯「しょい!」と叫んだ。
終わった後会場の外で、たまたま色紙を脇に抱えて歩いてる人を見つけたので、頼んで見せてもらった。サインがイラストみたいになっていて、とってもかわいかった。つい、これ10万円で売ってください、と言おうと思ったが、そんな大金持ってないので断念。
本当に楽しいイベントで、あっと言う間の1時間半だった。2ヶ月半ぶりにドラマの映像を見たけど、もう既にとても懐かしかった。DVDの発売が待ち遠しい。
追記:どてらポッポホさんのブログによると、amazonでは既にDVD-BOXの予約受付が始まっているようだ。早ーっ。
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