『人生後半戦のポートフォリオ』
hoddyさんが、以前御紹介した 水木楊 『人生後半戦のポートフォリオ』 文春新書 を読んだ感想をブログにエントリーしてくださった。この本は1年ほど前に読んで、非常に考えさせられた本だ。内容についても、hoddyさんが的確に紹介されている。
カネ、モノ、自由な時間は三者択一の関係がある。
100%=M(MONEY)+G(GOODS)+FT(FREE TIME)
例)Mが減れば、GとFTが、あるいはどちらかが増える。
この2行目の式は恒等式になっている。100%というのは、人間の人生全体を表すものだと考えてもいいと思う。英語で言うとリソースという言葉が近い感じがする。
我が身を振り返ってみても、M(MONEY)を増やすためにFT(FREE TIME)をどうしても犠牲にせざるを得ない。また、オカダはモノにこだわる性格なので、本やCD、ビデオなどがどんどん増えてしまい、それによってM(MONEY)や、モノを管理するためのFT(FREE TIME)も犠牲になってしまっている。
この本に従って自分の時給を計算してみた。すると、5分当たりでも無視できない金額になることがわかり、改めて時間の貴重さを認識した。万人にとっても1日は24時間しかないし、しかも自分の人生がどれくらいあるか、わからない。『「時間」って奥が深いですね』というhoddyさんの意見に激しく同意。
大切なことは、「時間を自分の選択にもとづいて最も有効に過ごそうとしたとき、時間は初めて最も価値のある財になる」ということを日々はっきりと自覚していることではないだろうか。
hoddyさんの今の理想を数式にすると・・・
時間×努力×才能×運
= 快楽-苦痛+健康+カネ+モノ+無駄
= 人生
ということだそうだ。「無駄」というものを重要視しているところが興味深い。確かに、何事においても無駄は必要だと思うし、逆に言うと無駄を徹底的になくそうとすることは、極めて危険なことのように思う。
今回hoddyさんのエントリーを受けてこの本をパラパラとめくってみたが、哀しいかな内容をほとんど忘れていた。とても内容の濃い本だから、もう1度読んでみよう。いつになるかわからないけど(笑)。
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