『おたがいさま』
『おたがいさま』
ようやく正月気分も抜けて、ふだんの生活が戻ってきた。毎日寒い日が続いている。車を車検に出したので、今日は自転車で外回り。日中はまだいいけど、朝晩はかなり寒く感じる。次に車を買うときは、秋に車検がくるようにしよう。
そんなおり、森まゆみ『おたがいさま』ポプラ社を読んだ。森さんは、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集人だった人。この本は、いろいろな媒体に掲載されたエッセイを集めたもの。
森さんは、「不参加の権利」「一人でいる自由」も大事にしながら、「温かくて風通しのいい町づくり」を長らくめざしてきた、という。オカダの住む町も、田舎ゆえに人情は厚いけど、風通しは全くよくないと感じる。そして、元気なのは他所からやってきた人たち。そういう人たちが少しでも住みやすいように、徐々にでも町をに変えていかないとなあ。
森さんは、子育て中、さんざん人にお世話になり、「悪いわね、いつかお返しするから」といったら、「私には返せないわよ、他の人に返してあげて」といわれたそうだ。
オカダ自身、「おたがいさま」という姿勢ができているかというと、全く心許ない。縮みゆく地域の中で、残されたもの同士、なんとか助け合って生きていくしかないだろうなあ。
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