『佐藤可士和の超整理術』
オカダは結構ハウツー本やビジネス書を読むのが好きだけど、中でもモノや情報の整理法、それに時間の整理法、つまり時間の使い方に関する本は数多く読んできた。それはつまり、どれもうまくできていないということでもあるんだけど。
そんな折り、佐藤可士和 『佐藤可士和の超整理術』 日本経済新聞出版社 という本がベストセラーになっていて、面白そうだったので読んでみた。
佐藤可士和さんは、アートディレクターとしてその業界では有名な人のようだ。そういえば、今発売中の年賀葉書も佐藤さんのデザインだ。以前NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』でも紹介されていて、その余りに美しいオフィスに驚嘆したことがあった。そんな、いわゆるクリエイターが、泥臭いイメージの「整理術」について書くというそのギャップはちょっと新鮮だった。
著者によると、整理には
1,空間の整理術
2,情報の整理術
3,思考の整理術
と3つのレベルがあり、だんだん難しくなるという。
1の空間の整理術については、割とオーソドックスな考え方が述べられているのだけれど、2と3については、著者ならではの創造的な内容だった。それだけに、あまりクリエイティブじゃない(笑)オカダが読んでもすぐに役立つかというとそうでもないようだ。それでも、思考についてのいくばくかのヒントにはなったと思う。
著者曰く、「捨てる」とは、自分のなかの”不安との闘い”である、と。なぜなら、モノがたくさんあると人は安心するから。
そして、 「捨てる」のは、本当に大事なものを決めるためであり、それは、大事なモノを、より大切に扱うためでもあると。
非常に本質を突いていると思う。著者は、小さい頃から整理が好きだったそうだ。整理した後の、なんともいえないスッキリ感がたまらなかったそうだ。この本を読んで、オカダも頑張って整理をしよう、という気になった。ただし、明日から。
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